36話 ページ38
ゴロンと伸ばしていたAの手に乗る
『めめって猫の方が楽なの？』
「んーまぁ猫だからね」
『そっかぁ』
そう言いながらもふもふ猫目黒を撫でる
「よし、じゃあ行こう」
満足したのか人に戻って服を綺麗に払う
『もういいの？』
「うん、仕事も一通り終わったし撫でてもらったから」
はい、手と出されたので自分の手を乗せる
『(昨日ひーくんとも歩いたけどめめもでかいなー)』
頭2個分も違う目黒と並ぶと理想のカップルみたいでちょっと嬉しいA
「どうしたの？」
『え？』
「いや、なんか顔が嬉しそうだと思って」
『(顔に出てたか)あーえっとめめと並んでるとさカップルみたいでちょっと嬉しいと思って』
この身長差は理想らしいよ、と雑誌で見たことを言うと
「へーそうなんだ」
『あんまり興味無い？』
「うーん…てか別に理想じゃなくていんじゃない？」
ほんとにカップルでもいいんだよ？
Aの方を向いてニコッと微笑む
『っ…私にめめは勿体ないよ』
「そんな事ないと思うけど」
結構本気なんだけどなー…と呟く
『…私s「目黒蓮くんですか！？」わっ！』
「…なに？」
突然女の子3人組がやってきて目黒に声をかけてきた
「私目黒くんの大ファンなんです！」
「私も！」
「ここで会えるなんて！」
なんて、女の子達からアピールされて
「どーも」
A以外に興味が無いので塩対応になるも
「その塩対応好きです！」
「目黒くんかっこいい！」
「生塩目黒くんだ…！」
『(めめのファン凄いな…)』
女の子達の圧が凄くて目黒にピッタリくっついていると
「てかその女の子誰ですか？」
「まさか彼女！？聞いてない！」
「撮影か何かの途中とかですか？」
『(こわ…)あ、いや私は今目黒くんと撮影で…』
そうAが誤魔化そうとすると
「そう、彼女です」
『え！？』
肩に手を回して言い放った
「ほんとに彼女なんですか！？」
「信じられない…」
「目黒くん！絶対こんな女より私の方がいいよ！」
Aに指を指して言う
「地味だし、顔も幼いし、色気もない、胸もない、子供じゃない！」
『………』
否定は出来なかった
まだ自分は産まれて16年しか経ってない
この人が言うように釣り合わないのだ
単純に、目黒の横に並べるような女ではない
『…だから翔太にもチビって言われて認められないのかな』
相手に聞こえるか分からないぐらいの小声でボソボソ言うと
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
