26話 ページ28
座ると村の景色が一望できる場所で
所々灯りがと着いていて綺麗だった
｢ここはね、俺しか知らないの｣
深澤も横に座り景色を見る
『来る時複雑だったもんね』
｢そうそう、結構危ないし涼太に言ったら絶対行くなって言われると思って言ってない｣
『涼太言いそー』
｢で、さっきの話に戻るんだけどさ｣
急に真剣な顔になり
｢Aは何も知らないから知るためにみんなと過ごしたいんだよね？｣
『うん』
｢…どうして知りたいの？｣
『何も、知らn｢そうじゃなくて｣っ…』
｢何がきっかけで知りたくなったの？ほんとに急だったからさ驚いたよ｣
ゆっくりでいいから教えてくれる？
しっかりAの目を見て言ってくる深澤の目と声はとても優しくて
｢…自分のこと、村のこと、みんなのこと…ほんとに何も知らないと思ったの｣
｢うん｣
｢そしたら急に不安になってきて…もう16になるのに自分の能力なんて何も分からないの…妖怪ってみんなみたいに変身出来たり角生えたり耳とかさ…私にはないんだよね｣
｢うん…｣
『それで考えたら皆のことも知らないことに気づいて…それだったら妖怪とは何か、それが分かれば正式になれると思うんだよね』
｢うん｣
『私は早く自分は何の妖怪なのか分かりたい、それでみんなを守りたい』
ふっかも守りたい。
Aの目は本気で深澤は相槌を打ったあと
｢そんなに焦らなくていいと思うよ俺は｣
『別に焦ってるわけじゃ』
｢俺ね、嬉しかったよAが俺らのこと守りたいって思ってくれてること、でもね｣
俺たちはAを守りたい
｢だから、そこまで焦らなくていい自然と自分のこと分かっていくよ｣
俺もそうだったから、と椅子から立ち上がる
『ふっかも？』
｢うん、俺も昔は弱かった翔太にはいつも負けるし、涼太には走るの負けるし、照にもすぐなぎ払われてたし酷かったんだから｣
ははは、と思い出したのか笑う深澤
『あーひーくんに聞いた事あるかも』
｢嘘あいつバラしたの？｣
今度仕事増やしてやるか…と腕を組んで考える
『…それとふっかに似てるって言われた』
｢照に？｣
『うん、康二にも言われた、人を守りたいって思うのは似てるって』
｢ふーん、じゃあ似てるよ俺とA｣
顔の大きさは似なかったけどな！と、わしゃわしゃ撫でられた
『ぐっちゃぐちゃだから』
｢可愛い可愛い｣
『てきとーじゃん！』
｢ほんとだって、｣
すると、深澤は耳元に顔を寄せて
｢可愛いよ｣
『ひやっ、』
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
