大倉くんのヒロインになりたい。

72.ヘタレ(r) ページ23

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1週間前









他大の交流会真っ只中、俺と大倉が幹事。
だるい〜ここの大学やたら酒飲ます奴おるからタチ悪いねんよな〜。









と、ぼんやりお酒飲んでたら









大倉が









大『なぁ、亮ちゃん。この間の飲み会さ
Aと帰ったやん。あん時なんかあった？』








と。いきなりそんなことを聞いてくる。









亮『はあ？…なんやねん？いきなり』



大『Aが最近なんか違うから』









亮『なんやそれ(笑)なんで俺が関わんねん(笑)別にええやん変わっても？』



大『……Aは、今まで亮ちゃんが遊んで来た子とは違うねんで』



亮『だから？』



大『…なんも、してないやん、な…？』









あー









めっちゃ気になってるやんこいつ。



ごめんやけどそんな訳ないし









亮『気になるなら本人に聞けばええやんけ』



大『…』



亮『聞かれへんか。お前ヘタレやもんな〜』









何も言わん大倉。
なんなん、ガチで余裕ないんこいつ。
なんかそれ見てたら腹たってきて









俺お前のことめっちゃ好きやのに
今の腑抜けた顔してるお前なんか、好きでもなんでもないわ。









亮『そんな可哀想なん彼女。』



大『は……？』



亮『そんなに可哀想なん。病気やからなんやねん。言い訳やろ？お前を引き止めときたいだけやろその女。』



大『一花のこと関係ないやんな今。』







目の色が変わった。
てかやっと俺の目みたなこいつ。







亮『まあその一花ちゃん？知らんけど
永遠に仲良くおったらいいやん』









て、酒持って違う席行こうとしたら









大『待って。』









後ろから手掴まれた。









大『取り消して今の。一花が悪く言われる筋合いない』




亮『え、お前ほんまのアホか？』



亮『一花ちゃんは当たり前に可愛くてAも可愛いんか。』





大『は？そんなこと言うてない』




亮『一緒やんけ。俺がAに何したか気になるし一花ちゃんもかわいい彼女なんやろ？(笑)』





大『一花には俺がおらなあかんねんて…！！』




亮『自惚れんなよお前！！！』









胸ぐらを掴んだ時に揺れて
ガッシャン！とグラスが割れる音。
テーブルのお皿が床に何枚か落ちた音。









なあ…A
お前こんなやつが好きなん？









亮『お前ほんまのヘタレか！！』








こんなやつに俺負けたん？

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