限界ヲタクが転生しました。【3】 (ページ48)

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148. 素敵な朝ページ48

『そんなに心配しなくても、私は大丈夫だよ、？』

ﾄﾞﾗ「男はAが思ってる以上に力が強いんだぞ、そんなに細い腕と足じゃ勝てるわけないだろ」

『それは、そうかもしれないけど、』

ドラコは私に抱きついてきた

ﾄﾞﾗ「……Aとあいつがキスしたなんて噂が流れてるから尚更腹が立っているのに、これ以上僕を怒らせる気か」

『え、！そんなつもりじゃなかったんだよ、！？』

ﾄﾞﾗ「Aは僕の彼女だぞ、何で他の男とお似合いだなんて言われなきゃいけないんだ、」

『ドラコ、』

ﾄﾞﾗ「……昨日、好きな人がタイプだって言ってた」

『え？あ、うん』

ﾄﾞﾗ「Aの好きな奴はどんな奴なんだ」

『え、？どういうこと？』

ﾄﾞﾗ「僕という人間がお前にとってどんな男なのか教えろ、じゃないと昨日の事許さない」

『え、それはやだ！』

ドラコは拗ねるとたまに無茶振りをしてくる、彼氏とは言えどまだ14歳の子供だからしょうがないとは思いつつ、拗ねてる可愛さにやられる今日この頃

『……私の好きな人は、周りからすごく嫌な印象持たれてるんだけどね、私にだけ優しくて、いつも私が悩んだり辛い時には意地悪言って笑わせてくれたりして、自分の事よりも私の事優先で、見た目も中身もカッコイイ、人です……』

ドラコの顔をチラッと見ると、耳まで真っ赤になっていた、もしかしてドラコ照れてる？

『……なんか言ってよ、』

ﾄﾞﾗ「こんな風に改めて言われると、照れる」

『ドラコが言えって言ったんじゃん』

ﾄﾞﾗ「ぅ、うるさい、！」

こんなに焦ってるドラコあんまり見た事ないから新鮮で可愛いなぁ、ずっと見ていたい

ﾄﾞﾗ「あいつは知らないんだろうな、Aがこんなに僕の事が大好きだってことを」

『あいつって、セオリ？』

ﾄﾞﾗ「それ以外にいないだろ」

『言っておくけど、私もドラコの告白の件気にしてない訳じゃないからね』

ﾄﾞﾗ「あれはちゃんと断った」

『ドラコに告白した子、可愛かったんでしょ？そんなの聞いたら自分に自信無くなっちゃうよ、』

ﾄﾞﾗ「Aに勝てる女なんてこの世にいないさ」

『それは言い過ぎ笑』

朝からドラコとこんな風に仲直り出来るなんて今日はいい1日になるかもしれないな

生徒達が静かに眠る外で、私達はいつものように他愛もない話をして皆が起きるのを待った