限界ヲタクが転生しました。【3】 (ページ38)

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138. まね妖怪ボガートページ38

大きい箱がガタガタ音をたてながら揺れている

ﾙｰ「面白いだろ、たんすの中にいるのは何者か、分かる人いるかな？」

『まね妖怪ボガート…』

ﾙｰ「その通り、では、ボガートはどんな姿をしているかな？」

ﾊｰ「誰も知りません、形態模写妖怪です。相手が1番怖いと思うものに姿を変えます」

ﾙｰ「……だから、とても怖い、幸いボガートを退散させる簡単な呪文がある、……杖は構えなくていいよ、言ってみよう、リディクラス！」

「「「リディクラス！」」」

ﾙｰ「とてもいい。ここまでは簡単だけどね、呪文だけでは十分じゃないんだよ」

『あとは何が必要なんですか？』

ﾙｰ「いい質問だねA、ボガートを本当にやっつけるのは笑いだ！ボガートを酷く滑稽な姿に変える必要がある、……ネビル、前に出て」

ネビルはオドオドしながらも、ルーピン先生に言われた通り前に出た

ﾙｰ「ネビル、君が1番怖いものは？」

ﾈﾋﾞ「……スネイプ先生、」

ﾙｰ「あぁ、確かに怖いな笑ネビルはおばあさんと暮らしているね？」

ﾈﾋﾞ「はい、でもおばあちゃんに変身されるのも嫌です……」

ﾙｰ「そうじゃない、おばあさんの服装を想像してごらん」

ﾈﾋﾞ「赤いハンドバックを持って、」

ﾙｰ「声に出さなくても、思い浮かべるだけでいい。私がたんすを開けたら君はこうやるんだよ」

ルーピン先生はたんすの扉を開けた、中からはスネイプ先生が出てきた

『うわ、マジでスネイプ先生じゃん』

ﾙｰ「さぁ！思い浮かべて！」

ﾈﾋﾞ「リディクラス！」

呪文をかけたスネイプ先生は、ネビルのおばあさんの格好になってしまった

その後、ロンには蜘蛛が出てきて、呪文を唱えると蜘蛛の足にローラーシューズが付きドタバタと足を動かした後に転んでしまった

何人かの生徒が終わり、私の番になった

ﾊｰ「A、頑張って！」

『うん！見守っててね！』

後ろに並ぶハーマイオニーとハイタッチして私はボガートの前に出た

ボガートが変身したのは、前の世界の母親だった

『え、』

ﾊｰ「…A、呪文唱えなきゃ、！」

『あ、う、うん、！……リディクラス、』

私が呪文を唱えると、母親は体が風船のように丸く膨らみプカプカ浮いた

周りの生徒がケラケラと笑う中、私は口角をあげるので精一杯だった

なんでお母さんが、