限界ヲタクが転生しました。【2】 (ページ34)

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84. フリージアの花ページ34

スリザリンの談話室へ入ると、ドラコがソファーに座っていた

ﾄﾞﾗ「クラッブ！ゴイル！どこにいたんだ？ず〜っと広間でバカ食いしてたのか？……何でメガネなんだ？」

ﾊﾘ「あ…あの…本を読んでて、」

ﾄﾞﾗ「……字が読めたのか、それより誰だこいつは」

ドラコは深くフードを被っている謎の女の子、私を指さしてきた

『ねぇ、ドラコ、あなた花言葉に詳しかったりするかしら？』

ﾄﾞﾗ「その声、パーキンソンか？」

ドラコにもバレない私の声真似はどうよ！私はハリーとロンをドヤ顔で見つめた

『この花、知ってるわよね？』

私はローブのポケットから、常に持ち歩いているフリージアの花を1輪出した

ﾄﾞﾗ「なんでお前がフリージアなんか持っているんだ？誰かへのプレゼントか？」

『いいえ、逆よ、貰ったのよ……ドラコから』

ﾄﾞﾗ「僕はお前に花なんかあげた覚えはないぞ、そんなのあげたことあるのは人生で1人だけだ」

『へー、私だけなんだ笑』

私はフードを取り、ニヤニヤとドラコの顔を見た

ﾄﾞﾗ「なんでAがここにいるんだ、お前達が連れてきたのか？」

ﾊﾘ「え、あー、えっと」

ﾛﾝ「その、なんて言うか、」

『2人に誘われたんだよ、僕らの部屋に面白いお菓子があるから一緒に来ないかって、ね？』

私は2人を見て、話を合わせろと言わんばかりに目線を送った

ﾊﾘ「ぁ、あー、そうだよ！その通り！」

ﾛﾝ「ほら、この子可愛いって噂じゃん、だから1度話してみたくてさ、」

『スリザリンの寮へ入った事がバレたら、私まで怒られちゃうから、誰にも言わないでね、ドラコ』

ドラコは少し拗ねている様子だった。え？私なんか変な事言ったかな？

ﾄﾞﾗ「僕のローブを着て、よく他の男に着いていくなぁ、A？」

『え"…』

ﾊﾘ「どうゆう事だ？」

ﾄﾞﾗ「こいつが持っている花も着ているローブも、全部僕の物だ、お前ら残念だったな」

ﾛﾝ「でもさっき拾ったって、」

ﾄﾞﾗ「そんな嘘ついてまで、こいつらと一緒にいたかったのか、？」

『そうゆう訳じゃ、ドラコのローブ着てるなんて、変な噂流れたら嫌でしょ？』

ﾄﾞﾗ「…とにかく、お前達Aを狙うのはもうやめるんだ」

ﾊﾘ「あー、うん、わかったよ」

『…ねぇ、ドラコ、1つ聞きたい事があるんだけど』

ﾄﾞﾗ「なんだ」

『秘密の部屋について、何か知ってる事ない？』