限界ヲタクが転生しました。【2】 (ページ24)

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74. 嘆きのマートルページ24

その後、ハリーは無事に腕を治す事ができ、私たちはトイレでポリジュース薬を作っていた

ﾊｰ「再び？じゃあ、秘密の部屋は前にも開かれたの？」

ﾛﾝ「もちろん決まってるじゃん。ルシウス・マルフォイが学生だった頃に開けたんだよ、でドラコに開け方を教えた」

『パパからそんな話聞いた事ないけど…』

ﾛﾝ「そんな簡単に言うわけないだろ？きっとAのパパは、ルシウスの悪事を隠してくれてるんだよ、友達だから」

ﾊｰ「ポリジュース薬が出来れば確かめられるわ」

ハーマイオニーは小さな鍋で薬をグツグツと作っていた。不思議な匂いのする薬だなぁ

ﾛﾝ「聞くけどさ、こんなとこで昼間っから薬作ってていいの？女子トイレのド真ん中で…」

『ここには誰も来ないよ？』

ﾛﾝ「なんで？」

ﾊｰ「嘆きのマートルよ」

ﾛﾝ「だれ？」

『…嘆きのマートル』

ﾛﾝ「マートルってだれ？」

ﾏｰ「私が嘆きのマートルよ！」

ロンの後ろのトイレからヌルヌルと半透明の女の子が出てきた。彼女が【嘆きマートル】だ。

ﾏｰ「どうせ私のことなんか知らないんでしょ、誰も私の話なんかしない、みじめなめそめそマートルのことなんか…！」

マートルは泣きながらトイレの便座の中へと消えていってしまった。相変わらずヒステリックな子だ。

ﾊｰ「傷付きやすい子なの」

『すぐ泣いて、すぐ怒って、あの子感情の浮き沈みで疲れたりしないのかな？』

ﾊﾘ「それがあの子の普通なんだよきっと」