45. 1週間 ページ45
アヴ「確かにルシウスの家系は純血主義だよ。でも、Aはとても優秀な魔法使いだ。たとえこの世界の人間じゃなくても、Aは私達クラルス家の娘だよ」
サン「同じ血は流れていなくても、あなたは私達の娘、A・クラルスなのよ、?それに、この手紙見て」
サンから渡された手紙の最後には、アヴニール・クラルス、サン・クラルス、そしてA・クラルスと宛名に書いてあった。
『これって、』
サン「あなたは自分の事を否定しすぎよ?こうして、周りの人間もあなたをちゃんと受け入れてくれてるのよ?」
アヴ「Aは私たちの自慢の娘だ」
『……うん、ありがとう』
サン「泣いたらあなたの綺麗な顔が台無しよ?笑」
そう言いながらママは私の涙を拭ってくれた。
サン「アヴニール、パーティーはいつやるの?」
アヴ「1週間後だよ」
サン「じゃあ、明日Aにピッタリのドレス、買いに行きましょうか!」
アヴ「そうだな!それがいい!…私は仕事で行けないが、2人で可愛いドレス買ってきなさい」
『うん、!』
1週間後、マルフォイの家にお邪魔する事になった
推しの家に行けるという世界線、存在したんだ、
私は自分の部屋に戻り、荷物を整理していた
ルシウス・マルフォイ、ヴォルデモートの手下死喰い人の1人だ。そんな人と顔を合わせる事になる。
ハリー達には申し訳ないけど、パパがルシウスと仲が良い限り、私はマルフォイ家と繋がりを持つ事になってしまうだろう。
マルフォイ邸は私の家から車で5分程の位置にあるらしく、2人は毎年マルフォイの誕生日を祝いに遊びに行っているみたいだ
去年はアヴニールの仕事が忙しく、誕生日パーティーに参加が出来なかったから、お互い2年ぶりの再会だと喜んでいた。
2人はルシウス・マルフォイが死喰い人であることを知っているのだろうか。
でも、私の口から言っても信じてはもらえないだろう。今の私に出来ることは、2人を死喰い人であるルシウスから守る事だ。
パパの友達であろうと、ヴォルデモートの手下だ。いつ2人に危害を加えるか分からない。
って、そんな事考えている場合じゃない
マルフォイの家に行ける、行ける?行ける!?頭が未だに混乱している。
マルフォイの、推しのお家に言って、誕生日を祝う!そんなご褒美貰っていいのか!?私なんかが!!!!
今日話しかけられなかったし、顔も見れなかったから、そのおかげ?なのかな…
『1週間…きっとあっという間だよね…』
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レンキ - 面白いです! (2022年1月20日 6時) (レス) @page5 id: cd8884a0d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2021年12月20日 1時