限界ヲタクが転生しました。 (ページ18)

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18. スネイプ先生ページ18

声がしたのはどうやら部屋の中だった
その部屋の中では1年生が授業をしていたのだ

どうやら、スネイプ先生の授業らしい
スネイプ先生の授業って、確か魔法薬学だったかな

『ば、、バレないように、』

私は静かに授業を見学する事にした
あくまでも誰にもバレないように

『ハリー達は、どこにいるんだろ』

部屋の中を見渡すと、ハリー達よりも先にプラチナブロンドの髪が目に入った

マルフォイ…さんだ
幸運にも彼は私が覗いている所から数メートルの位置に座っていた

『マルフォイ、かっこいいよぉぉぉ…』

その場に座り込み、声を抑えながら私は彼の後ろ姿を堪能した。ヲタクとしてこの景色は世界の絶景スポットに認定してほしいものだ。

数十分授業を見学した後に、生徒達と鉢合わせないように早々にここを離れようと私は立ち上がった

立ち上がったはいいものの、自分の体格に合っていない大きなローブの裾を踏んでしまった

『うわ、』

大きな音を立て、私は転んでしまった
転んだだけならまだ良かった。不運にも私は授業中の部屋の中に入ってしまっていた。

『痛たっ、……あ、やば、』

皆の視線が一斉にこちらに向けられた
あー、この視線あの大広間以降だな

起き上がろうとした私の前にスネイプ先生が来た

ｽﾈ「貴様、我輩の授業を邪魔しに来たのか」

『あ、ごめんなさい！邪魔するつもりは、』

ｽﾈ「いくら貴様が特別な存在であろうと、ここの生徒でなければ部外者。ホグワーツから追い出す事も可能なのだぞ」

うわ、映画で見た通りの人間だ
ちょっとムカつく

『…お言葉ですが、スネイプ先生は私をホグワーツから追い出す事は簡単だ思います、ですが、ここに滞在する許可を出してくれたのはダンブルドア先生です。』

ｽﾈ「…何が言いたい」

『私を追い出すのには、ダンブルドア先生の許可が必要です。私はあくまでも魔法省からの報告を待っているだけなので、私をここから追い出すのならば、ダンブルドア先生だけでなく、魔法省からのお許しも必要になると思いますが、どうしますか？』

私は自分の頭何個分も上にあるスネイプの目をじっと見つめた

ｽﾈ「勝手にしろ」

スネイプはそう言って教壇に戻って行った

『…でも、私が授業を中断させた事は事実です。申し訳ないと思っています』

私はそう言い頭を下げた

部屋の中は静まり返り、私の両膝からは少し血が垂れていた