罪 ページ14
『ば、ばるは…？場地が…その、ところに』
場地が東卍を抜ける…
教えてくれたナホヤもソウヤも少し寂しそうだ。
私も少し寂しい。場地は優しいからな…
ドラケンやマイキーの方が寂しいよな
カコカコ、ドラケンにメールを打ってる最中に着信
電話相手に携帯を落としそうになる
《ドラケン ××× - ×××× - ×××× 》
ドラケンから連絡なんて…初めてかもしれない
双子たちには帰ると告げて彼等の家を出て
『も、もしもし…』
私はワガママでズルくてチョロい女だから
すぐ、出ちゃうの
何も言わない彼に悪戯電話か？なんてイライラ、
『もしもーーし』
聞こえてくるのはゼファーの音
家に向かって歩いていたら似たような音が聞こえる
電話口は未だに喋らないが私は目の前の光景に言葉を失った。
私の家の前に止まるゼファー。
ようやく口を開いたドラケンの言葉に
相変わらず狂わされてく。
「会いてぇんだけど、」
聞こえた言葉に今度は私も言葉が出てこない。
通話を切り意を決して彼に近づく。
『どうしたの…ドラケンらしくないじゃん』
何も言わず自分の首元にあったヘルメットを被せてくる
こういう所は彼に似てる。
誰も居ない駐輪場。
急に彼はそこにバイクを止めて私を置いていく
だが彼とは反対側から来る人と何かを話してた
一瞬だったが重い表情から楽しい話では無さそうだ。
ドラケンに声を掛けようとすると首に虎のタトゥーが入った人と目が合う
「あれ、ドラケンが連れてる女の子…もしかして君が半間くんのお気に入りの子？」
「あ゛？」
あからさまに機嫌の悪くなる彼がこちらを見てくる。咄嗟に目線を落としてしまう
話し相手が去ってくと
「おい、どういう意味だよ」
怖くて顔も見れない。
「何とか言えよ…！」
何も言えず涙しか溢れてこない私の首元にひたり、彼の指が這う
「これも、半間がつけたのか」
『それは、虫、虫刺され！』
咄嗟に出た言葉に
納得してない顔。
「とんだ変態虫が居たもんだ」
目の前が暗くなりほんのり前行ったお店の匂いがする。
「お前は俺が好きなんだろ」
抱き締めたまま耳元で囁く
「なら他の男にホイホイ着いてくなよ」
鼓膜まで溶けてしまいそう
ドラケンの気持ちが
大事にしてたオモチャを取られた感覚なのか
はたまた嫉妬なのか
もう、分かんないよ…！
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Gon(プロフ) - ヒルザキさん» 3回以上？！めちゃくちゃ読んでくれてますやん😭そんなに泣きたいなら同じ作者の『天国からの手紙』とか『さよなら、僕の可愛い人』とかどうです？？？？(セルフ宣伝) (2021年10月17日 23時) (
レス) @page18 id: 5291ce1c35 (このIDを非表示/違反報告)
ヒルザキ(プロフ) - この作品が好きすぎて、3回以上読んでしまいました。きっと10回読んでも泣ける。甘々半間イイですね✨ステキな作品をありがとうございます✾ (2021年10月17日 22時) (レス) @page20 id: 0552f9b4e8 (このIDを非表示/違反報告)
罪と罰(・~・) - 半間好きには、たまりませんなぁ(・・♭) (2021年8月31日 9時) (レス) id: 55b6953580 (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 完結してからも定期的に読み返すくらいこの作品好きです(T-T) (2021年8月21日 23時) (レス) id: 66c6cd4287 (このIDを非表示/違反報告)
Gon(プロフ) - @Mさん» ありがとうございます！そんなに1番好きなんですね？！笑嬉しいですありがとうございます！ (2021年8月17日 12時) (レス) id: 5291ce1c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GON | 作成日時：2021年8月3日 22時
