やめてよして触らないで【東京卍リベンジャーズ】

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「お前細過ぎだろ…飯食ってんの？」


そう言って腰を掴んで来たのは灰谷弟。




もちろん食べてる。


『ええ、いつも美味しいものを食べさせてもらってます。』



だから腰を掴むのを辞めてくれ。


だがこれは事実だ。家にいる時よりも美味しいものを食べている。


「ふーん…。」



もういいだろうか？私はこう見えて掃除中なのである。


今日の監視役として灰谷弟が任命されたのだった



「んで、何処にいれんの？」



もう入れた？と襟を引っ張りシャツの中まで見てくる




『ぅわぁああッ！』




余りにも唐突な事に色気無い声で叫んでしまう。



私の大声にビックリしたのか固まる灰谷弟。



『も、申し訳ありません…まだ検討中ですので』


必死に頭を下げる。


「や、別にいい。そんな謝んな」


頭をポンポンしてくる

『灰谷様…』


「竜胆」


『り、竜胆…様？』


「ん、やっぱお代はこれでいいよ。」



「俺ってば兄貴と違って優しいだろ？なァポチ。」



兄貴と違って…？



「とぼけんなよ。兄ちゃんばっかりズリィっての」



『竜胆様…ッたァッ！』


私の肩に顔を埋めて不貞腐れてる…と思ったら首筋に鈍い痛みが



不貞腐れてなど居ない。灰谷弟、もとい灰谷竜胆はご機嫌である。



「しっかりやっとけよポチ。」


そう言い残すと暗がりに姿を消した

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