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俺のはもっとデカいけど
灰谷くんはこの学校に2人いるだろ
誰もいない教室で今日の復習をしてると保健体育の授業を思い出す
結局あの授業以外どっか行った灰谷くん……竜胆くん
え、あの為に来たの…？！
わざわざ予定表見てわざわざ来たの…？
なんか可愛いかも
誰かに言いたいけど、これを話したら
マウントになりそうだしなァ…
教科書を見直すと落書きが出てくる
あれ、もう一個増えてる
『これ…もしかして竜胆くん？』
メガネを掛けてる男の子
男の子の隣の吹き出しに
「マスク取れ」って書いてある
マスクとったらきっと言われちゃう
化け物、
想像の竜胆くんが汚物を見るような目で私に言う
やっぱり出来ない
怖いもん
せっかく仲良くなれたのに
いきなり携帯が鳴り出す
知らない番号。誰からだろう
ファンクラブ会員と家族しか入ってないのに
『もしもし』
「あ、出た。お〜い竜胆出たぞ〜」
電話越しに鈍い音が響く
え、え…。灰谷くんと竜胆くん？
「兄ちゃん、番号分かったからって勝手に掛けないでよ」
また聞こえた声に耳を疑う
「もしもし、」
「もしもし…兄ちゃ……兄貴！切れてるじゃん」
「え〜？そんな事無いと思うよ。ほら通話中になってるじゃん」
「あ、ホントだ。おいマスク女返事しろ」
『あ、あ゛い゛…』
涙と嗚咽のせいでブサイクさに拍車を掛けてしまう
「え、キモ…何泣いてんの」
分かんない。なんで泣いてるのか
嬉しくて嬉しくておかしくなりそうなのに
涙が止まんないの
『ど、どうされたんですか？』
ようやく落ち着いて本題に入ろうとしたら
「…いや、お前今何してるかなって」
『え、じゅ、授業の復習してました！』
「家？」
『が、学校です』
「は？迎え行く。10分で行くから待ってろ」
ぷち、とすぐ切れる電話すると待ってましたかと言わんばかりににわか雨
折りたたみ傘があったはず
『あ、傘…』
忘れた。
大人しく下駄箱で迎えに来る竜胆くんを待ってたら
「マスクちゃ〜ん」
びしょ濡れで来たのは竜胆くんじゃなくて
灰谷蘭くん。
『え、あ…なんでここに』
「竜胆傘持ってくるから先行っててって、だから迎えに来たよマスクちゃん」
これは夢…？
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あんこ(プロフ) - 竜胆カッコいいー♡こんな彼氏できたら最高です！ (2022年1月19日 2時) (
レス) @page15 id: 994e17cc8d (このIDを非表示/違反報告)
Gon(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます😊😊😊キュンキュンできる小説をこれからも出してく予定なので応援よろしくお願いいたします！ (2021年9月21日 10時) (レス) id: 5291ce1c35 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンしました！！素敵な作品をありがとうございます！！ (2021年9月19日 23時) (レス) id: b62efcdba5 (このIDを非表示/違反報告)
応援 - ちょ、マスク女から下の名前呼びはやばい惚れる← (2021年9月3日 0時) (レス) id: 280266c87a (このIDを非表示/違反報告)
Gon(プロフ) - 応援さん» CV：下野紘でお送りしております(昇天) (2021年8月30日 23時) (レス) id: 5291ce1c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GON | 作成日時：2021年8月25日 4時
