触れてもいいですか？【桃】

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…あれから、登下校は毎日一緒にしとるし、休み時間もずっと一緒やし、神ちゃんさんが近付いてきたら俺が対処するって日々。




教室ならユカさんおるし、登下校は重岡おるし。




ユカさんがお休みになったある日のお昼休み。





桃「…なんや」




緑「…今日ユカおらへんから話せるかもっておもてんけど？」




桃「話せるわけ無いやろ。すまん、俺ら今ラブラブしとるから。忙しいねん。」




『望、口にご飯ついてる』




桃「え？どこ？っははっ！あかん２粒ついてるんやけどww」




…Aもスルースキルが上昇してるし




…このまま諦めてくれたらほんまに有難いんやけど。





緑「…A、人に触れられへんらしいな？」





笑い合っていた表情が固まる。





緑「…俺がトラウマなんやろ？…嬉しいな、俺を見てへん今のAの身体に、俺の行為が植え付けられてるんやろ？」





桃「…こわ。」




…発想が、ほんまにこわいねんけど。





緑「…小瀧くん、ヤったことないんやろ？」





桃「お前と違って優しいからな」





緑「…どうやろ？小瀧くんやって俺と同じやろ？優しいふりしてるけど心の中は真っ黒で、醜くて…同じ匂いするわ」





…一緒にすんなボケ。





『…ともくんと望は違うよ。』




…へ？





緑「…やっと話してくれる気になったん？」





『…望は、ともくんとは違う。真っ黒なんかじゃないよ。…一緒にしないで。』





…ほんまは、話すのやって辛いやろうに。




…俺のことなんか気にせんでええのに。






緑「…言うようになったやん。…A、小瀧くんはいつかAのことを捨てる。それだけは覚えておいたほうがええよ。」




そう言って立ち去る神ちゃんさん。





Aは今にも泣き出しそうで。







桃「…大丈夫、絶対離さへん。」





『…うん、ありがとう』







捨てへんなんて当たり前のことやのに。







…ありがとうって…。






俺やって、Aが離れるのめっちゃ怖いねん





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