触れてもいいですか？【桃】

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赤「はい来ました！！俺んち！！！！」



桃「お出かけするんやないんや」



赤「アホか！俺んち来たらゲームもあるやろ？ゲームもあるやろ？ゲームもあるやん！」




荷物を降ろしながらボケる重岡。




ユ「ゲームしかないね。けど、3人でよくここでゲームしてるの。初めての人だよ、私たち3人以外で人呼んでゲームするの」




桃「…なんか嬉しいやつ」




『私アレやりたい！』




横ではしゃいでるA。かわいい。



しかもアレってなんやねん(笑)




赤「わーっとるって。アレからやろ」




いや伝わるんかい。



俺重岡に勝てる気せえへんのやけど。




…あ、ゲームやなくてAな。





何だかんだ4人でめちゃくちゃ盛り上がって、ゲーム下手すぎる重岡をパシってアイス買いに行かせた。




ユ「小瀧くんさ、今日良ければご飯一緒にどう？」



桃「ええよ」




『やった！』




そういうと2人はキッチンへと向かう。




桃「…え？料理するん？」




『うん、3人で遊ぶと毎回こうなるんだ〜。シゲのご両親全然帰ってこないからさ、一緒にご飯食べるのが当たり前になってて。』





…なんだかんだ、色々抱えてそうだよな。…重岡。




ユ「Aもそうでしょ(笑)」




『まぁね〜。けど私はまだ……。』




…まだ？




ユ「そうだよね。」




…きっとそうなんやろな。




全くわからへんけどな。





しばらくすれば、ドアが開く音。





赤「あっちぃ〜…夏過ぎ。部屋涼し〜。」




そう言いながら、冷凍庫にアイスをしまってる。




赤「今日はなに？わ！俺のだいっ好きな！！ハンバーグや！！！！！！」




料理してる二人の後ろで一人ではしゃいでる。



…見せたいわ、数日前の俺にこの重岡。



…小学生やん。





ユ「はいはい席ついてまっててね。」




赤「いやや〜…あ、」




ぺたぺたこねてたAの袖をまくってあげる重岡。




『ありがと〜』





赤「ん。…うぉい小瀧！わっかりやすく嫉妬すんなや！！！」




そう言いながらこっちに駆けてくる。




桃「は！？してへんし！」




赤「嘘つけ！今俺のこと眼力で殺そうとしたやろ！！！！」




桃「何やねんそれ(笑)」





キッチンの二人が俺らのやりとりにクスクス笑ってて。




…なんか、ええなぁ。






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