柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

漆拾玖 ページ24

善逸が霹靂一閃で頚を斬ると、私たちを囲っていた分身も消えた。気が抜けて座り込む。





「ギャア！なんで死んでんの！？炭治郎が倒してくれたのね！？ごめんなさいねぇ俺今回も役立たずで！！」





いつもの如く叫び喚く善逸に冷たい視線を向けた伊黒さんは私に問う。






「なんだ？あいつは」




『自己下卑が非常に強い、寝ると本領発揮するよく分からん生態の持ち主です』





善逸という人間を簡潔(適当)に説明すると納得した伊黒さん。いや、納得したるなよ……。





隠が到着したのを確認して、立ち上がろうとすると貧血でふらついた。顔面からコンニチハしそうになったが伊黒さんが支えてくれた。やだイケメン(チョロい)





『すみません』




平謝りしておくと伊黒さんの腕が膝裏に回った。





『うぎゃあ！！』





「うるさい、喚くなもう少し貴様は色気のある声が出せないのか。本当に貴様は見た目だけだな。そうだ神木貴様は明日から喋るな。あー、でもーーー」





『急募:私の人権。あと最後なんて言いました？』




「なんでもない！！」





『急な大声ェ』




何故か耳まで赤くした伊黒さんを弄っていると振り落とされそうになった。怖くて思わず首に抱きついたわ。




「伊黒さんなんか幸せそうな匂いがします！」




「蛇柱羨ましすぎない！？めっちゃいい音響かせやがってなんなの当てつけ！？」





「なんだ、紋逸もう起きてたのか……。あー！そこの縦縞蛇野郎俺と勝負しろ！！」




「うるさいゴミクズさっさと帰れそして二度と戻ってくるなよ」





そんな会話があったことを、結局貧血でぶっ倒れれた私には知る由もない。





ーーーこれ以上敵が増えても困るからお前はそのままでいい。

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