柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

漆拾弐 ページ17

「邪魔すんな竈門ォ」




「そうだぞ炭治郎」




この2人仲悪いくせに(主に不死川さんが一方的に嫌っている)急に来る謎の団結力はなんなの。




「Aも嫌がってます！」




「アァ″？なんで分かんだァ？」




「Aから嫌な匂いがしたので！」




ムンッと鼻息荒くして言う炭治郎。いや、うん。言い方。言い方考えよ？臭いって言われてるみたいだからね？私。




炭治郎に気を取られてる間に2人の手をするりと抜け出して炭治郎の背中に隠れる。




炭治郎はそれを見て私の腕を掴んで、定期報告する待ち合わせ場所に向かった。








「Aの花魁姿よかったなァ」




「ああ」




いや。お前らほんと仲良いだろほんと。








屋根の上に登ると誰も来てなかった。キョロキョロと炭治郎が誰もいないのを確認して私を座らせたなと思ったらいきなり口を開いた。




★☆★超唐突善逸side☆★☆




俺は今世紀最大に腹立つ会話を聞いている。それは……




「なあ、A。俺なんか最近おかしいんだ。なんかAを見ると胸がドキドキするし、俺は長男だから我慢しないといけないのに、Aがさっきみたいに男の人に触られていると嫌で嫌で堪らないんだ」




告白？それ告白だよね？炭治郎はそんな邪な気持ちでAと任務してたわけ？嘘すぎじゃない？許せねぇ。




『炭治郎……それって…………』




まあさすがに恋愛事に疎いAでも分かるだろうし、炭治郎も気づいてないフリしてAに気づかせようっていう魂胆なんだろな。これだから天然タラシは。




2人から聞こえる妙な音は無視をする。



『なんかの病気かもしれないよ！？！？』




アーウン、お前の頭が病気だわ。




「やっぱりそうなのか……！？まだ俺には禰豆子を人間に戻す大役が残っているのに！！」





訂正、お前らの頭が病気だわ。

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