あずきくんと玉森くん ページ18
「ﾜﾝﾜﾝ‼…ｸｩｰﾝ？」
「え？」
A「あ、起きた」
小さい顔を俺の方にクイ、と寄せて
キスをしようと
甘い雰囲気の中
突然の気まずい初対面。
A「そっか！裕太前に来た時あずきいなかったよね」
どうやら俺が看病に来た時は
散歩に行ける体調ではなかったから
自分の体調が回復するまで
友達に預かってもらっていたらしい
「はじめまして、玉森です」
俺の足に擦り寄る
つぶらな瞳の豆柴あずきに
挨拶すると
A「あははは！！あずきです、よろしくねー。ふふふ」
Aはそんな俺見て大爆笑
あずきを抱き上げて俺の目の前に。
「かわいい…」
あずき「ｸｩﾝ」
「よしよーし！あずきーおいで？」
俺の方に来たあずきは
大人しく腕の中に収まってくれて
相変わらず俺をジーッと見つめてて。
そんな様子とは反面に
フリフリ激しく振ってる尻尾を見て
ちょっと一安心。
「すごい見つめてる」
A「ふふふ、かわいいでしょ」
「うん、すっげーかわいい。どうしよ。」
A「人懐っこいから、もう懐いてるよ きっと」
頭を優しく撫でると
気持ちよさそうに目を細めて
その手を止めると、またジーッと俺を見つめて
撫でてくれ！と言わんばかりに尻尾を振る。
「なんか、」
A「なーに？」
「Aに似てる」
A「えー？わたし犬っぽいかな」
「なんか目がAみたい。かわいい、俺こいつ好きー」
A「あはは！よかったね」
Aが頭を撫でると
より一層気持ちよさそうで
寝起きのあずきはすぐに夢の中へ。
A「今日はお部屋で寝ててね〜裕太独り占めさせて〜ごめんあずき〜」
あずきを抱き上げ
そんなこと言うAにキュンてきて
奥の部屋に入ってくAを
目で追う。
A「よし！あずきにごめんだけど、今日はわたしの充電の日だから、」
そう言ってパタパタ小走りで
俺の上にチョコン、と座ると
ギューって抱きついてきて
A「好き、」
小声で呟くから
俺のが何倍も何十倍も何百倍も好きだから、
なんて心の中で思ってると
A「痛い痛い、ふふふ、抱きしめる力で返答しないで」
ってちょっと怒られた。
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くまこ(プロフ) - ぴんさん» お返事、更新遅くなってしまいました（ ; ; ）とっても嬉しいです！！更新頑張ります！ (2020年1月14日 21時) (
レス) id: 9b703cb6ff (このIDを非表示/違反報告)
ぴん - 既に何回も読み直してしまうくらい大好きです！更新楽しみにしています！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 9264be83f2 (このIDを非表示/違反報告)
ほーちゃん(プロフ) - がんばってくださいね！楽しみにしてます！！ (2019年12月22日 8時) (レス) id: b77d86ce83 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ほーちゃんさん» ありがとうございます！引き込まれるは泣いて喜びます（ ; ; ）更新がんばりますね！ (2019年12月21日 10時) (レス) id: 9b703cb6ff (このIDを非表示/違反報告)
ほーちゃん(プロフ) - 久しぶりにすごい引き込まれる作品に出会えました。作成していただきありがとうございます。 (2019年12月19日 20時) (レス) id: b77d86ce83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまこ | 作成日時：2019年12月12日 20時
