とんとん拍子 ページ14
A「じゃあ2人さみしく炒飯パーティでもしよっか」
クリスマスに炒飯てなんか余計に寂しい？
なんて笑ってるAちゃん。
「え？いいの？」
A「あはは、なにそれー。裕太くんが誘ってくれたんじゃん。逆にわたしなんかとクリスマス過ごしていいの？」
「俺はAちゃんとがいい」
また不思議そうに目をパチパチさせて
ちょっとほっぺが赤くなって
俯き加減で
A「勘違いするから それはずるい」
とか言うから
俺こそ勘違いしそうで。
「クリスマス混みそうだし、俺んちとかどう？」
A「玉森裕太、クリスマスにお家デート、とかフライデーされちゃったりしないの？」
「されちゃうかもねー」
A「いや、まずくない？！」
「まあ、まずいっちゃまずいけど、美味しいっちゃ美味しい」
A「なにそれ？」
「既成事実ってやつかな」
A「わたし頭悪くてちょっとわかんない」
って困った顔して
A「裕太くんがいいなら、わたしはどこでもいいけどさー。すんごい変装してかなきゃだね」
なんて意気込んでて
それはそれで楽しいね
とか言ってすごい無邪気に笑うから
あー、やばいなーって。
「…好きだわ」
A「ん？なに？なんて言った？」
ボソッとつぶやいた
俺の"本当に好き"
は、Aちゃんには届いてなくて
ホッとしたり、ちょっとガッカリしてたり。
長く続いた飲み会もそろそろ帰ろうって
なって
はじめて会った日みたいに
同じタクシーに乗って、
窓から外を眺めてるAちゃん。
暗い車内でも目をひかれるくらい
綺麗なその横顔を
俺もボーッと見て
こんなに急にうまくいっていいもんかなー
なんて幸せに浸る帰り道。
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くまこ(プロフ) - akubiさん» 嬉しいです！本当にありそうなリアリティあるお話を目指して、これからも更新していこうと思うので是非遊びにきてください^_^ (2019年12月6日 21時) (
レス) id: 9b703cb6ff (このIDを非表示/違反報告)
akubi - 本当に起きてるみたいで、読んでいてドキドキします！更新頑張ってください！楽しみにしてます。 (2019年12月6日 21時) (レス) id: d1c5f81421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまこ | 作成日時：2019年12月3日 18時
