気まぐれごちゃまぜアニメ短編集。3冊目 (ページ37)

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【セクメン】ロックオンされました【熄落唐子】　ダイコンの胚軸さんリクページ37

宇佐美 A ―Usami―

私立中蛇高等学校２年生

身長１６０cmの可愛らしい女の子

脚力と聴力において右に出る者はいない(※サイハを除く)
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貴女side

「宇佐美A！！俺の物になれ！！」
「お前のその脚力、そして物怖じしないその態度！！気に入った！！お前がほ」

開けたばかりのドアを勢いよく閉めました。あのボルトより速かったと自負できるほどの勢いでしめました。話しているのを遮る形になって大変申し訳なく思うのですが、なにしろ私は彼の事を存じ上げません。恐怖、というよりかは困惑の一言に尽きます。

家から出ようとした瞬間、よもや知らない殿方から愛の告白を受けようとは。不思議なこともある物です。不思議・・・？嗚呼、そっか。きっとこれは夢だ。悪い夢だ。いやあ起きている状態で夢を見るなんて不思議だなあ。うんうん。

僅か３０秒ほどで先程見た”幻覚”について自己完結させ、もう一度ドアを開け、あけ―・・・。あれれ―？おっかしいぞ―？某名探偵も驚くでしょうね、ええ。夢だと思ったら現実だったなんて。えっ？夢じゃないの？本当に？アッ、しかもちょっと涙目だ・・・。

流石に私の良心が痛みます。仕方ありませんね、話しかける事にしましょう。いやしかし存じ上げない殿方に話しかけるというのはいささかの勇気がいりますね、ええ。何時までも玄関に居るのも仕方ないので、部屋から出てドアを閉めました。

『ええと、あの、どちら様で・・・？』
「ああ、いきなり押しかけて吃驚したよな。俺は熄落唐州。【ＫＡＲＡＳＵ】の総長(リーダー)をやってる。」

ＫＡＲＡＳＵ・・・。はて。既知感のある単語ですね。んー・・・。んー・・・？あっ、思い出した。そういえばサイハが【ＫＡＳＵ】だか【ＫＡＲＡＳＨＩ】だが絡んできた奴をヤったとか言ってましたね。もしかしてお礼参り・・・？いや、この人私を自分のものにしたいって・・・。

「お前に惚れた！俺の物になってくれ！」
『え、いや、急に言われましても』
「安心しろ。お前の事だったら何でも知っている。宇佐美A。私立中蛇高等学校２年。身長は１６０ｃｍ。スリーサイズは上から『ストップストップ！！』照れた顔も可愛いなぁ、A」

おそらく朱に染まってであろう顔を誤魔化す為、眉間に皺を寄せ睨みつけてみる。素性を調べられるのは別に今に始まった事ではないが、スリーサイズまで把握されるとは・・・。

To Be continued