アオハル返せ 番外編【稲荷崎】

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北先輩が着いてきてくれた病院について、問診票を書いて熱をもう1回測る。




『39.1℃…ｱｯ死んだ…』




めちゃくちゃ上がってる。咳も止まらない。胸が苦しい。私ほんと死ぬかもしれん。短い人生だった…(遠い目)




「山門さーん、山門Aさーん」




ふらつく私を支えてくれる北先輩のスパダリ感。




「すごい熱やなあ！あと咳と呼吸の苦しさかあ…。採血してみよか！」




『さ！いけつ……』



注射はきら……いや、にが……いや、得意ではない(既視感)




『やだやだやだごめんなさい刺さるやだぁぁぁぁぁ!!!!!!』




「喧しい」




暴れる私は北先輩に押さえつけられている。ああ、血が取られていく……。高校生なのに情けないって？うっせ黙ってろ。




怒涛の採血が終わり、結果待ち。注射ごときで騒がしいな、と怒られた。嫌いなものは仕方がない。




「保護者の俺恥ずかしかったやん」




『保護者だったんですかまじか』




保護者ちゃうの、と見てくる北先輩。冗談か本気か分からないのでやめてください。なんて話をしてたら診察室に呼ばれた。




「肺炎のなりかけやな！」




『「ん″!?」』




北先輩と初めてハモったわ。てかサラッと言ってくれるなよ。




「咳も出てとるし、白血球の数もCRPの値も高いで間違いないな！」



『はあ…』




「これからもっとしんどなると思うけど頑張ってな〜」




あんたはんほんまに医者ですけ？一言一句が軽すぎて信用できない(失礼)




「とりあえず点滴やな」



再び病院に山門の悲鳴が響いたそうな




✂-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂

白血球は病気と戦うための、つまり抵抗力です！増えているということは細菌と戦っている証拠です
CRPは炎症数値です


関係ないけど最近泣かせにくる曲ばっかに出会ってしまうのはなんで……
おすすめは、春茶さんのフラレガイガールと、夏恋花火、Mrs.green Appleさんのumbrellaです！聞いてみてな!!

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