柱のみんなの様子がおかしくてワロエナイ【鬼滅の刃】

丗肆 ページ37

『おんどりゃあ！伊之助コラ待てい!!!』




「うるせぇこっち来んな!!」




ドタバタドタバタと屋敷内を追いかけっこする私たち。




定期的に洗っている猪頭を伊之助が手放さないのだ。




猪頭を片手に走り回る伊之助。




『大人しく捕まれよ！』




「そう言われて捕まる馬鹿がいるか！」




『伊之助！』




「ハァ″ーン!?」




こんなに必死に走り回ってるのに善逸は寝てるし、炭治郎はすごい微笑ましそうに見ている。もしかして兄妹と重ねられてる系？




善逸とかだったら服掴めれば一発なのに、伊之助は上半身裸だから掴むものがなくてほんっと一苦労だ。




だから私は強硬手段に出る。




『伊之助、天ぷらもう出さないよ！』




すると突然ピタッと立ち止まった伊之助。




捕まえる気で猪突猛進(笑)していた私は「何ィ!?」と振り返った伊之助に体当たりしてそのまま押し倒してしまった。んだけど。




唇に何かが触れた。




伊之助のそれだと気づくのに17秒はかかった。




『…………ごめん』




★☆★突然の炭治郎side★☆★




俺はすごい現場を目撃してしまった。




伊之助の頭(語弊)を洗おうとしたAが伊之助を押し倒してそのまませっせせっ接吻をしたのだ。




『………ごめん』




Aは未だかつて見たことない真顔でそれだけ呟くとスタスタと屋敷の外に出て行った。




「…伊之助、大丈夫か？」




まだ床に倒れたままの伊之助に問う。




「なんだあれ……すげぇホワホワした…」




A！ホワホワされてるぞ!!

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