柱のみんなの様子がおかしくてワロエナイ【鬼滅の刃】

廿壱 ページ22

無一郎くんは私を支えようと手を伸ばしてくれたのが視界の端に入った。が、その手は空を切り私は無事に襖にぶつかった。




『いっでぇ!!!』




鼻強打。襖外れなくて良かった。いや本気で。




″なんで襖外れたの？″




″ぶつかったから″




なんて会話したくなくない??しなくないよね??




「ふっ…ごめっ」




振り向くと肩を震わせる無一郎くん。




『笑うなら笑ってよ!!!』





「いや、僕のせいなのに笑えるわけ…ふっふふふっ」




『めちゃくちゃ笑ってんじゃねぇか!!』




無一郎くんはとうとうお腹を抱えて笑い出した。




ヒイヒイ言いながら一頻り笑ったあと、




「ね、今日合同任務でしょ？それまで一緒に紙飛行機作ろう」




と提案してきた。ちょっとオバチャン繋がりが見えないかな、うん。




断る理由もないので折り紙を持ってくる。




『紙飛行機ってやっぱ白だよね』




「わかる」




無一郎くんの紙飛行機は延々と飛ぶ。いつまで飛んでるのか気になるところだ。今度野生児(伊之助)にでも追いかけさせようかな。




無一郎くんがスゥーッと飛ばす。




私もそれに倣って飛ばす、けど。




私の紙飛行機は寸分先で落下した。




『……なんか今日は悪い日だね!!』




「怖いこと言わないでよ」

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