お祝い ページ8
sideあなた
「実は、こういうのか出るんです」
やっと、ネタバラシだと思うとホッとして。私の手からマサイくんに渡されたソレを皆んなが見つめると、逆に緊張が走った。
ニューアルバムを発売するにあたって、もう１つ何かできないかとシルクくんに相談されていたのは担当が変わってそう間もない頃だった。
どうしようかと悩みに悩んで。でも、フィッシャーズの皆さんをより身近に感じて欲しくて何ができるかを考えた結果、アルバムの限定版に写真集をつけることになった。完全、動画未収録のOFFの彼らの写真集。私も少しばかり撮らせて貰ったのも載っていた。
勿論、皆さんが嫌だと言ったらボツになる話だが…恐る恐る顔を上げると
パンパーンッ
「っ！？」
銀色のテープがヒラヒラ舞う。
マサイ「あーもーまじ、なんだよこれ！すげーじゃん！俺、めっちゃ、心配したんだからな。ありが、おめでとう！」
って、マサイくんが歯を見せて笑う。
怒ってるけど、おめでとう？って？
頭の中に？がいっぱいで、何がなんだかわからないままでいる私に
モトキ「やっべ！忘れてた！忙しいのに、流石Aさんだね。こんなの作っちゃうんだもん。ありがとう！お疲れ様！」
ンダホ「シルクがややこしい事するからっ！ったく！いつも俺たちの為にありがとうAさん！」
パンッ！パンッ！
今度は金色と青のキラキラしたテープが宙を舞う。
ザカオ「やべー。俺コレいつ撮ったんだよー。でも、嬉しいかも。ありがとう。」
ぺけたん「お疲れ様Aさん！それから、これからもよろしくね！」
ダーマ「もーなんか、いろいろありすぎだな！忙しいわ！はい、お疲れ！」
クラッカーが勢いよく音を鳴らして、また紙吹雪がヒラヒラ舞う。それは、まるでスローモーションのようで。綺麗だなって、思いながらもまだ事の次第を把握していない私。
そこに、ガラガラってパーテーションが動くと現れ出るのは華やかに飾りつくけらた空間に浮かぶ文字。
【1周年お疲れ様でした＆これからもよろしくね！】
「あ、、」
息を飲む。そうか、今日は、ちょうど私が武田さんから…
シルク「感動して泣いてもいいんだぜ？」
ポンッと肩を叩くシルクくん。同時に、霞む視界。ダメだ、そう瞼を閉じたら1年間のいろんな事が思い浮かんで余計に胸が震えて。
シルクくんの言葉はフリだってわかっていたのに
溢れ出す感情をコントロールする術を私は持ち合わせていなかった。
．
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まひろ(プロフ) - かなとさん» コメントありがとうございます。すいません。外すのを忘れてました。ご指摘感謝します。 (2019年10月19日 11時) (
レス) id: 5f80a217b3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です。ご本人様方にも迷惑がかかります。ルールというものをちゃんとご確認下さい (2019年10月19日 8時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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