それから。 ページ4
sideマサイ
俺らの担当が変わって早いもんで、一年が過ぎた。
冬がきて、年が明けて、春が来て。平成が終わり、令和元年がスタートした。変わったものは、沢山あったけど。勿論、変わらないモノもあって。
でも、1番変わったのは小川さんっと名字で呼ぶのではなくAさんと名前で呼ぶようになった事だ。
それだけ、信頼してるし。俺個人としてはAさんもカメラ好きで仲良くなった事もデカイ気がする。
季節は残暑厳しい夏に。太陽が眩しい季節となっていた。
シルク「なあ…」
俺の部屋で互いに編集作業していたシルクが、視線はそのままで俺を呼んだ。
「ん？なんだよ」
シルク「蝉、うぜーな。」
「藪から棒だな。儚い命を生きてんだ。許してやれ。」
シルク「ふはっ。確かに。…しっかし。はえーな。一年って。」
同じ事を考えていたのか、そう思うと気持ち悪って身震いする俺にシルクは伸びをしながら、何やってんだ？って呆れていた。
本当に、一年が早い。それは充実した一年を過ごせてるって有難い事なんだろう。
一年一緒にいれば、いい事も悪い事もお互いに理解するもの。でも、Aさんはいい事は沢山あっても、悪い事なんて一個もなかった。
武田さんに負けず劣らずの努力の塊のような人で。全力でサポートしてくれる、Aさんに俺らメンバーすっかり信用しきっていた。
無茶苦茶な事を突然言うシルクに、「おもしろいです！やりましょう！」なんて、1番目を輝やかして行動しちゃうAさん。実現の為には寝る間も惜しんで、仕事してくれる姿に何度胸を打たれたかわからない。
強いて言えば、頑張りすぎる所。そこだけが心配。大丈夫？なんて、俺より年上の彼女にそんな事を言うと「おばさん扱いしないでー」っとムッと拗ねる所なんて。可愛いなとか思っている。
好きだな。なんて、心の片隅で自覚しちゃった俺。
でも、言えるわけもなく。言いたいわけでもなく。今はただ、側に。それでいいってどこか割り切ってきた。
彼女に、特定の恋人がいるかいないかはわからないが、多分、いるんだろうな。っと思ってる。
ただ、そんな存在を感じた事は一度もなかったけど。
シルク「そうだ、ドッキリしよう！」
「は？なんだ、そのコンビニ行こうみたいな感覚」
シルク「そうと決まれば、腹ごしらえじゃ！」
立ち上がるシルクにどこ行くんだよって、聞くと
コンビニだよ！ってドヤ顔のシルクは意気揚々っと俺の部屋を出てった。
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まひろ(プロフ) - かなとさん» コメントありがとうございます。すいません。外すのを忘れてました。ご指摘感謝します。 (2019年10月19日 11時) (
レス) id: 5f80a217b3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です。ご本人様方にも迷惑がかかります。ルールというものをちゃんとご確認下さい (2019年10月19日 8時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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