戦線布告 ページ28
sideあなた
海「えーっとね、ンダホくんと！ペケたんくん！」
シルク「よし。わかった。今度連れてくるからな！」
海「いーの？」
シルク「ん。約束」
海が嬉しそうにはしゃぐと、約束ね！って指切りげんまんしてるシルクくん。
「大丈夫？みんな、忙しいのに。」
シルク「大丈夫だよ。子どもに夢を与えるのも俺らの仕事ですから」
得意げに笑ってみせるから。ちょっとだけ。心配になる。
「約束して。絶対、無理はしないって。夢を与えるのも勿論素敵な事だけど、体壊したら元も子もないからね」
シルク「うん」
「絶対！ほら、指切り！」
シルク「Aさんも？」
「いーから！はい、指切りげんまん！」
小指を絡めて離す。破ったら針千本だから！って強めに言うと、怖って言いながらも、ケタケタ笑ってるシルクくん。
心配する事しかできない自分がなんとも歯がゆい。もっと、何か出来ることはないのか。彼の笑顔を見ながら、そんな事を考えていたらカーディガンの裾が不意に引っ張られる。
「陸？どうした？」
陸「ダメだ。シルクなんかに、俺のAはやらない」
グッと掴みながら私の背後に隠れてなんて事を。
陸「海ともAとも仲良くして！お前、嫌いだ！」
散々、遊んで貰って嫌いだは無いんじゃない？優しく諭そうとするも陸は頑なに首を横に振る。すると、シルクくんが
シルク「陸、安心しろ。俺は海もAさんも取らないから。な？」
陸「本当か？」
シルク「俺はAさんが大事で。Aさんが大事にしてる海と陸も大事なんだ。」
陸「…うん。」
シルク「だから。陸とも仲良くなりたいんだけど、いいか？」
シルクくんが握手するように手を出すと、陸は渋々手を握ると安心したのか、片付けしてるリョウちゃんの所へ走って行った。
「子どもの扱い上手だね」
シルク「子ども嫌いじゃねーし。それに、仲良くなりたいのは本音だから。」
「なんで？」
シルク「また、この家にお邪魔するのに嫌われてたら来にくいじゃん？」
「そう？」
シルク「それに、Aさんが大事ってのも本音だし」
「ん？」
シルク「あ！モトキっ！それ運ぶの手伝うわ！」
モトキくんの所にかけて行くシルクくん。
最後早口になんか、言ってたな。…私が。なんだろ？
聞き取れなくて、聞き返したのに、モトキくんの所に行ってしまった彼に。これ以上は聞けず。
楽しかったパーティーは終わりを告げた。
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まひろ(プロフ) - かなとさん» コメントありがとうございます。すいません。外すのを忘れてました。ご指摘感謝します。 (2019年10月19日 11時) (
レス) id: 5f80a217b3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です。ご本人様方にも迷惑がかかります。ルールというものをちゃんとご確認下さい (2019年10月19日 8時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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