くじら一家の末っ子くん part2 (ページ3)

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くじらが49匹ページ3

時刻は夜
ご飯を食べ終わった俺とジンベエは甲板で話をしていた
話題は最近の話、海の話、魚人島の話

『それでさ、こないだ将校を一人でやったんだよ！』

「ほぉ、それではAくんの手配書をみるときも近いかもしれませんのぉ」

『どうかなぁ…俺マルコとかに戦闘の時はフードかぶれ！って言われてるから』

「ワハハ、相変わらずですか」

そう話していたときだった
伝書バットが飛んできた
ジンベエはそれを受け取り一通り読み終わると俺をみた

「すまん、Aくん。出る用事ができてしまった」

『え、じゃあ父さん呼んで…』

「いや、親父さんにはよろしくいっといてくれますか」

見送りはいらない、というジンベエ
ジンベエはそれでもいいかもしれないけど父さんは見送りしたいだろう
そう思ってジンベエに待ってて！といい父さんの部屋に急いだ

『父さん！』

「どうかしたのかｧ…」

部屋には父さんとサッチがいた

『ジンベエ帰るって！！』

「まさかもうでてったのか…」

『ううん、引き留めてる。
見送り要らないっていってるけど……』

「アホぬかせ」

父さんはそう言って立ち上がった
甲板に出るとジンベエは既に船縁を覗きこんでいた

「水くせｪな、送らせろや」

「実は、マリンフォードに呼ばれておりまして……」

「センゴクか」

「はい」

と、父さんとジンベエの会話をみていた
なるほど、さっきの伝書バットは呼び出しか

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