くじらが39匹 ページ41
入ってきたのはおじさんだった
かなり身体のしっかりとした眼鏡をかけたおじさんだ
おじさんと俺は目があった。
すると、おじさんが目が覚めたか、と声をかける
「ほら、水とりあえず飲めるか」
コップ一杯の水をゆっくり起き上がり受けとる
喉に潤い、声が出しやすくなった
「いくつか質問するぞ」
『まって』
どこからかボードとペンを取り出したおじさんに待ったをかけた
『おじさんは誰…いや、それはあとからでいい
ここはどこ？』
「なんだ起きて早々そんなこと聞けるなんて元気だな
まぁ、いい。ここは海賊船だ」
『海賊…』
「とにかく頭に異常ないか調べるから質問答えろ
お前の名前は？」
『悪いけど、俺も海賊なんだ。
よく知らない敵に自分の情報話すわけないだろ』
おじさんはペンの後ろで頭をかいた
「……まぁ、いいか、
じゃあこれだけきくぞ、お前自分がここに来る前のこと覚えてるか」
『……波に揉まれて、それから意識失った』
多分、ともらすとそうか。と一言言い残した
思えばこいつらどこと誰かも知らない俺を海から出してくれたわけだろ…
名前くらい、いいか。と考え、おじさんの目をみて話した
『……はぁ、見ず知らずのガキ助けてくれてありがとな
エドだ』
おじさんは？
そう訪ねると男は名前を告げた
「クロッカス」
と。
海賊のなかでは聞いたことのない名前だ。
無名の海賊か？いや新世界の海にいた海賊なら……と考えていると
扉が騒々しく開いた
「あのガキが目覚めたって？！何でもっとはやくしらせねぇんだ！クロッカス！」
「うるせぇぞ！少しは静かにしてろ！！」
入ってきた人物は、まるで子供のようだった
そして、俺は大きく目を見開いたし口も思わず空いてしまった
その男を知らぬものは今の世界にはいないだろう
俺が生まれるよりも前に死んだその男
父さんのライバルと名高かった男
そのなまえは
『ゴールド、ロジャー……！！』
後の海賊王が、目の前にいた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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13番 - 猫般若さん» まぁまぁ､良いじゃないですかそう言う質問したって!…ちょうど俺も知りたかったし(笑) (2020年1月31日 0時) (
レス) id: a6f2a68fda (このIDを非表示/違反報告)
猫般若 - 星猫さん» あなた、マリーさんの作品にもそういうコメントしてましたね。何がしたいんですか？ (2020年1月29日 23時) (レス) id: 5f8abb8476 (このIDを非表示/違反報告)
サンカヨー(プロフ) - 星猫さん» 私が知ってるアニメ、ということですよね？それでしたらHQや僕アカなど週刊少年ジャンプ関係は見てます。今はそれぐらいしか頭に思い付きません…（汗）（質問の意味違いましたらすみません） (2020年1月13日 10時) (レス) id: bac22cb876 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年1月13日 10時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンカヨー | 作成日時：2019年12月29日 0時
