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お風呂を済ませ濡れた体のまま
リビングを駆け回る2人。
そしてそれを
少し気だるげに追いかける相良くん。
その姿はまるで
本物の家族みたいで、キラキラ輝いていて。
2つ並べた布団の上で
今日感じた甘美を噛み締める。
慣れない子守りに疲れたのか
今日はいつもより早く
夢の中へと意識が溶けていった。
だけど、
夜が明けないうちに目が覚めたのは
相良くんの腕の中で泣いてる
和也くんの声が聞こえたから。
「 …… ッ まぁま〜〜！！！」
和也は、拓也くんに比べて
繊細だと聞いていた。
自分の意思でここに住み始めた私でさえ
たまにあんな家が恋しくなる。
そりゃ寂しくなっちゃうよね …
「 あんま泣くと拓也起きるぞ
A姉ちゃんはねぼすけだから
多分起きねぇけど 」
和也くんの背中を
ポンポンと叩いてあげる相良くんは
完全なるお兄ちゃんの顔をしていた。
暗がりでもよくわかる。
「 ままが、いい …ッ 」
「 ……… ママがいいのは俺も同じだ 」
和也くんをギューっと
強く強く抱きしめる相良くん。
「 Aおねぇちゃん …？」
「 そうだなぁ、
A姉ちゃんも同じくらい大好きだな 」
どうやら私は、本格的に
相良くんのママになってしまったらしい。
「 たけしおにぃちゃんの
ほんとうのままはどこにいるの … ？」
「 どこだろうな、
お兄ちゃんにもわかんねぇ！」
あんなに砕けた
相良くんの笑顔、初めて見た。
あんなに悲しそうにする
相良くんの顔、初めて見た。
.
「 たけしおにぃちゃん、
ぼくイルカしゃんみたい！」
「 なんだ、もう元気になったのかよ
明日、A姉ちゃんに頼んでみろ 」
「 わかった！」
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鯨(プロフ) - 良ちゃんさん» コメントありがとうございます！只今作成中ですので、少々お待ちください（＾＾） (2019年4月3日 20時) (
レス) id: 2f3fab6464 (このIDを非表示/違反報告)
鯨(プロフ) - バケットさん» コメントありがとうございます！只今作成中ですので、少々お待ちください（＾＾) (2019年4月3日 20時) (レス) id: 2f3fab6464 (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - 読みたいです(^-^)更新楽しみにしてます(^-^) (2019年4月2日 13時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
バケット(プロフ) - 是非この先もかいていただきたいです！ (2019年4月2日 12時) (レス) id: 2fd8e17e34 (このIDを非表示/違反報告)
鯨(プロフ) - 咲餅さん» ありがとうございます！どちらも頑張ります！（＾＾) (2019年3月31日 19時) (レス) id: 2f3fab6464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯨 | 作成日時：2019年3月29日 18時
