冒険の書6冊目 ページ8
私はたびたび船員の目を盗み、4人の歌を聞いていた。
今日も、4人の歌を聞くために牢屋へ向かった。
なにやら少し騒がしい。
戸に耳をあて、中の会話を聞いた。
浦「やめろっ・・・!!離せ、この野郎っ!!」
船長「うるせえ奴らだ・・・。 まあ、もうすぐ歌うどころか、
話すことも出来なくなるがな・・・。」
島「やめろ・・・!! それだけは、やめろっ!!!!」
!? 何故船長が此処にいる。
私は慌てて隙間から中を覗いた。
そこには、1人牢屋から出され、船員に羽交い締めされているうらたさんと
うらたさんの正面には船長。
船長の手に持っているのは、"水銀"だった。
あれを飲まされたら、喉はたちまちただれてしまう。
あれを飲ませるつもりか。
気付いたら、体が勝手に動いていた。
バキッ ガシャーンッ!!!!!!
戸を蹴破りその勢いのまま、船長に跳び蹴りを喰らわせた。
船長「ガハァッ!?」
浦「歌子っ!!」
船員「てめえ・・!!やりやがっt グハアッ!!」
私は間髪いれずに船員にも蹴りを入れ、船長と共に
部屋から放り投げた。
ポケットから鍵を取りだし、うらたさんに投げた。
貴「逃げろ。」
浦島坂田船「!?」
貴「ここの木箱の中に、お前らの武器が入ってる。
船の下の方に脱出用のボートがある。」
船「せやけど、歌子ちゃんは・・。」
貴「私は大丈夫だ。 こんな雑魚共に負けない。
私が部屋を出て、30秒ほどたったら下へ向かえ。」
そう言い残すと、私は部屋を飛び出した。
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Ruina - 過去編すごく意味深い!これからも更新頑張ってください! (2018年9月5日 17時) (レス) id: 4f718e1884 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - うわー!めっちゃ続き気になるー!面白いです!! (2018年2月23日 17時) (レス) id: 80a388aab0 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - おもしろいーー!! (2017年8月24日 17時) (レス) id: 0f5fa8bb5a (このIDを非表示/違反報告)
孤黒 - (;_;)あ、あれ?め、目から塩水が、、、過去編ヤバかったです。(語彙力これからも応援しています。 (2017年8月17日 1時) (レス) id: 2a7062127e (このIDを非表示/違反報告)
manari(プロフ) - コメント失礼します!!めっちゃ感動しました…(泣)世界観も好きです!これからも頑張って下さい!! (2017年8月15日 16時) (レス) id: b97d9f2d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百合花日和 | 作成日時:2017年7月28日 20時