【プリパラ】3つの流れ星 (ページ12)

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大会から2週間後、その日は四ツ星学園の卒業式だった
全生徒が講堂に集まり行うことになっている

『制服、授与』

これが四ツ星学園卒業式の一大イベント
最優秀生徒は一般生徒と最優秀生徒が決めた幹部生徒とは違う制服を着用しており、それは四ツ星学園の誇りとも言える制服だった
毎年毎年と卒業式に行うこのイベントを見るために記者なども参列している

『舞組、時期最優秀生徒…千歳ハル』

ハル「はいっ！」

時期最優秀生徒は事前に講堂のステージに座り、そこで卒業式を行う
最初に呼ばれたのはハル
舞組の最優秀生徒から赤いブレザーに肩章が付けられた制服を受け取った

『次！劇組、時期最優秀生徒…熊谷絵里』

絵里「はい」

次に呼ばれたのは絵里。
ハルとは違い真面目な表情で前に立った。ハル同様に赤いブレザーを受け取り、一礼して元の席に戻る。次に呼ばれるのが歌組のため、マイクを手に声を上げるホタル

ホタル『最後に…歌組、時期最優秀生徒…』

歌組はこの四ツ星学園の中でも1番に注目されている組であるためか記者のシャッター音が倍以上に増えていた

ホタル『竜王更紗！』

更紗「はいっ」

呼ばれたのは更紗だった。
前に出てホタルの前に立つ。更紗を見てホタルは今の気持ちを語る

ホタル「私悔しくないよ。私を超えていってくれてありがとう…貴方になら歌組を任せられます」

そう、先日の大会で更紗は見事ホタルを抜いて1位になったのであった
先生が新しい赤いブレザーをホタルに渡そうとするがホタルがそれを止めた
するとホタルは自分の着ていたブレザーを脱ぎ、更紗の肩にかけた

ホタル「3年前私もこうして歌組を任せられました。歴代の重みと一緒に歩んで言ってください」

真剣にでも優しさのある言葉に胸を押された更紗は赤いブレザーを着て返事を返した

＊

らぁら「あっ！更紗さーん！お疲れ様でしたー」

四ツ星学園校門前にて集まっていた。そこに走って現れたのは赤いブレザーを羽織って中のシャツやスカート、靴まで全てが一新していた

シオン「中々似合ってるじゃないか」

更紗「ありがとう、みんなにコーデのお礼がしたくって」

レオナ「気にしないでよ」

ドロシー「くれるって言うなら有難く貰うよ？」

みれぃ「ちょっとドロシー」

楽しそうな会話を聞いて笑みを浮かべながら更紗プリチケを6枚取り出し一気にパキッた

らぁら「トモチケ！いいんですか！？」

更紗「もちろん♪これからもよろしくね！」

7人はトモチケを交換した