好きな君だから side太刀川 ページ45
あれ？俺今どんくらい寝てたんだ？
確か、今日はって
「やべー！遅刻じゃんかよ！今日防衛任務じゃん」
いそいそと支度して飯食うよりも出た時に
貴「…慶ちゃん、防衛任務午後だよ？」
目の前でAちゃんに言われた
なんだ午後か、ならもう1回2度寝しようかな
貴「…慶ちゃん、今日学校だよ？」
学校かー正直行きたくねぇ
けど、Aちゃんがいるしなぁ
貴「…慶ちゃん、忍田さんに怒られるか私と一緒に学校行くかどっちがいい？」
そんな当たり前の選択だ
「Aちゃんと模擬戦！」
貴「…慶ちゃん、もう2度と教えないよ？」
それだけは勘弁してくれ
ただでさえ風間さんや二宮とか教えてくれない
来馬は教えてくれるが大体加古とかに邪魔されるから
貴「…模擬戦は学校終わった時の時間で余裕があったらやろうね」
最近、俺だけに見せてくれる表情
優越感が感じれるし何よりずっと見たかった表情でもある
その表情がその感情なのかは正直俺は影浦みたいなSEなんぞ持っとらんから知らんけど
けど、もしそれが本当なら期待してもいいのかな？
学校、授業はつまんないから寝てようか迷うけどAちゃんが隣だし真剣に打ち込んでるから起きてた
けど、つまんなすぎて机に突っ伏してたら横からAちゃんが俺のノートに〖眠いの？〗って
声出せないからってそれは反則
頷くと、続きに〖防衛任務まで寝る？〗と
それは遠回しにAちゃんと模擬戦なしということになる
✕って書いたら〖午前中だけだし、防衛任務やるって言っても夜だから模擬戦終わったら寝れるよ？〗って
そういうことならと俺はAちゃんのノートに〖膝枕して？〗ってお願いしたら
〖そんなので良いならいくらでもやるよ？慶ちゃんのみだけど〗って
言い方よ、可愛いなぁAちゃんは
貴「…慶ちゃん、課題やらないの？」
大学から大量の課題でやる気ない
こんなにあったらとてもじゃねぇけどAちゃんと模擬戦なんか出来ない
課題する気になれない俺の横で課題を終わらせていくAちゃん
それでも俺を置いていくことなく
貴「…慶ちゃん、分からないなら教えるよ？」
Aちゃんは本当に俺の事わかってくれる
こうやって待ってれば教えに来てくれるもんね
貴「…自力の方がいい？」
いきなりパソコン閉じてやってみてと言わんばかりに
え、教えてくれないの？
貴「…自力でやりたそうだったから」
次数足りないので続きます
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作者名：ミクリン | 作成日時：2022年9月10日 21時
