無表情な幼馴染の攻略 (ページ12)

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Aちゃんが本部に贔屓されている？
そんなはずないし第1、もし贔屓されているなら迅と同じS級にするだろう
Aちゃんは実力でここまでやってきてんだ
そんなわけないだろう

ラウンジに到着し、Aちゃんを探しやっと見つけたから声をかけようとした時だった

モ女1「あ、太刀川隊のお荷物さんだ」

ふとC級の女がAちゃんに対してバカにしたような話をしていた
興味が無いのか無視するAちゃん

モ女1「ねぇ、貴方影薄いのに何でA級1位に居るの？
どうせ色目使って太刀川さんを口説いたんでしょ？
気持ち悪いやり方だね」

そんな奴じゃねぇよAちゃんは
俺が好きで勝手に俺と組ませたし俺が勝手に一緒につこうとしているだけだ
全部俺の我儘だ、Aちゃんはそれをただ肯定してくれていただけだ

貴「では、C級止まりの貴方は何でしょうか？
私は影は薄いですがそれでも太刀川隊に所属しておりますし風間隊隊長風間さんにも勝てて更に太刀川君と互角に渡り合えるほどの実力はありますが貴方はどうですか？」

普段からあまり言わない彼女がここまで言うとなると相当腹が立ったのかな
けど、俺でも腹が立つよ、大事な奴を貶されてりゃな
その後、其奴はAちゃんに対して罵倒しはじめた
聞いていてイラッとしたし弱いくせに出しゃばったような口調でAちゃんを侮辱してんじゃねぇよ

「お前、何Aちゃんの悪口言ってんだ」

俺はあまりのイラつきに其奴の首を切ろうとしたが

貴「…慶ちゃん、減点されるからやめようね」

『私は大丈夫だから』と言って俺が出した弧月をしまうように促してきた
それでも俺は納得いかなかった
今ここで此奴の首を切って2度とAちゃんの悪口言わせねぇと思った
何でAちゃんが悪く言われるんだよ
何で誰もAちゃんを認めないんだよ

貴「…慶ちゃん邪魔だよ？どいて」

俺は必死こいてAちゃんにしがみついている
あれだ、コアラ式でAちゃんに引きづられている
C級どもにAちゃんの強さを見せつけて認めさせてやりたい

貴「…慶ちゃん、どかないなら模擬戦しないよ？」

Aちゃんを悪く言われるくらいなら模擬戦なんかしなくていい
隣で一緒にいて欲しいんだ
俺にとってAちゃんは初恋の人だ
だからこそ、余計に奪われてたまるか

貴「…慶ちゃん、明日の学校の復習でもする？」

そう言って、Aちゃんは参考書を取り出した

次数足りないので続きます