エリート警察官でも恋はする

彼女の車 ページ6

秀作 side






いつもと同じ時間


いつもと同じ道







でも、今日は一つだけ違う









A 「 秀作様、最近お疲れですか 」




秀作 「 へ？ 」







この車はAの車だ 。



あぁ … いい匂い過ぎて酔いそう







A 「 最近、

遅くまで起きてるご様子でしたので」





秀作 「 あぁ、その事なら問題ないよ 」









．






… Aを誘う方法 考えてた、 なんて言えない ！


いや …、 言った方が良かったのか ！？


んん … でも、 いやぁ









秀作 「 … あ、 」






A 「 着きましたよ 、 秀作様 」









A 、 ちゃんと聞いてね



一か八かだけどやってみよう ！！






秀作 「 あ、あの… ！ 」







A 「 はい、 どうされましたか？ 」







秀作 「 これ、！ 」









俺が渡したのは、

俺の連絡先が書いてあるメモ



一応 、 柄は無地味してみた 。

シンプルイズベスト … みたいな？









A 「 わかりました。


では、 追加しておきますね 」





と、 彼女は微笑んでくれた 。









秀作 「 じゃ、 じゃあね！ 行ってくる！ 」





A 「 行ってらっしゃいませ 」





．









ぶんぶん手を振って車を後にした 。







連絡先渡せた … ！


こんなに奇跡のようなことは無いっ！！









こんなに職場で微笑んだことはないだろう









僕は浮かれすぎて大切な物を忘れた








．

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