☆誰にも言えない私の秘密 (ページ29)

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玉森side

宮田は萌希ちゃんとAちゃんと話していた。

俺も人見知りだし、あんまり知らない人とは

話せないけど、美惟ちゃんって子は

それを分かってるのか全然話しかけてこない。

玉森「ねえ」

美惟「はい？」

玉森「いつから好きなの？キスマイ」

美惟「いつからかはあんまり覚えてないんです。でも、0歳の時から萌希とAとは保育園もずーっと一緒で、だから物心ついた時にはもう好きでした。多分ちゃんと好きになったのは、Aが初めて一緒に行こうって誘ってくれたみなさんの1番初めのコンサートからです」

そんな前から好きな子がまだいるんだなぁ。

玉森「ずーっとガヤが好きなの？」

美惟「もちろんメンバーさん全員好きですけど、藤ヶ谷さんが笑うと、みつさんも笑うじゃないですか。そうすると…Aが笑うんです」

玉森「Aちゃん？」

美惟「藤ヶ谷さんの笑顔が、私たちを救ってくれたんです。どん底の人生からAを引き上げてくれたんです」

よく分からないけど、この子たちには

俺達には見えない絆があるんだってことが分かった。

まるで俺たちみたいに。

美惟「みつさんとAの関係って知ってるんですか？」

玉森「親戚って聞いたけど」

美惟「そうですか…」

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