弍拾弍の刻 ページ23
sideなし
追いかけっこは落ち着き、武道は頭を洗い、一同は公園に座って落ち着いていた。
「しかしすまなかったなタケミっち、マイキー、ドラケン。俺も喧嘩を止めたいと言っていたが……俺が介入すれば均衡に傾きが生じ、東卍が良からぬ方向へ進むのが見えていた。
などといえば、言い訳となってしまうな」
創立した直後に神社で出会い、ほとんど創立メンバーと変わらないA。
隊を持たなかったからこそ他のメンバーとの関わりも(本人は覚えていないが)多く、Aを(覚えてられてなくとも)尊敬する人は多い。
だからこそ、Aは同じ位の権力者であるマイキーとドラケンのどちらかについて均衡を保とうとしたのである。
どちらかに偏り、東卍がAの望まない方向へ変わってしまわないように。
「ダテちゃんは謝らなくていいよ。悪いのは俺らだから」
「ああ。悪かったな、二人共。」
「い、いえいえ！」
つい数時間前までのマイキーを絶対に許さないという心は消え去っており、いつもの漢らしいドラケンが帰って来て内心安心した武道。
「俺、ケンチンの方が正しいと思ってるよ
…………………パーは自首したもんな……」
マイキーはふと空を見上げる。
あの時、静かに自首することを告げたパーちんを思い出すかのように。
ドラケンと武道は何も言わずマイキーを見つめ、Aは先程買ってきた緑茶のペットボトルに口をつけた。
「………パーが出てきたら、いっぱいお祝いしような」
「……勿論だ。東卍総員で盛大な宴にしよう。」
ペットボトルから口を離したAは指で唇についた水滴を拭き取ると、ニヤリと笑ってそう答えた。
「＿＿＿＿ドラケンよ。マイキーも頭では理解していたようだ。己の行いが愚行であることを。」
「………そうだな」
サッカーに混ぜてもらい、ボールをキープするマイキーを見つめながら、二人は話し出す。
「………今回のパーのこともだが、貴様ら二人が背負うものは年相応と言えるものではない。
手に負えないこともある、心の負担となることも多い。
だから………………大事なことは、俺や他の奴らにも相談しろ。」
「……ありがとな。」
二人は立ち上がり、サッカーに混ぜてもらいに行った。
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皇 - コメント失礼します！すごく面白いです！話の内容もわかりやすくて、自分の好みでした！このような面白い作品をつくってくださりありがとう御座いますm(_ _)mこれからも応援しています! (2022年1月20日 21時) (
レス) id: 1473541b99 (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - 続編おめでとうございます！続編楽しみに待ってます！ (2022年1月19日 20時) (レス) @page43 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
Mａｋｕａ*ぼっち - すごく面白いですww厨二病主人公大好きなのでこの小説を作ってくださりありがとうございます！更新頑張ってください！応援しています＼＼\\٩( 'ω' )و //／／ (2022年1月14日 16時) (レス) @page38 id: 9133ec87fb (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - ダテちゃん可愛いww (2022年1月13日 19時) (レス) @page3 id: 3fca84560f (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - っっっ…ブフォwww！いやもう笑う要素ありすぎて…w主視点ダメだこれ…www (2021年12月22日 16時) (レス) @page19 id: aa46f024f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白崎 | 作成日時：2021年10月24日 11時
