検索窓
今日:2 hit、昨日:23 hit、合計:35,675 hit

悟と大寿 ページ45

「花垣武道ぃ。柴家の問題に口出すのはこれで二度目だぞ!?」

振り返った大寿がタケミっちの目の前に立った。

八戒もタケミっちも緊張からか、ハァハァと息を切らしている。


「八戒、今のオレぁ後ろがガラ空きだ!」

大寿を前にして動く事が出来ず、立ち尽くすタケミっち。

その頬に大寿の拳がヒットする。


あまりの威力にタケミっちの体が回転しながら遠くへ放り出された。


「タケミっち!」

暫く黙って見ているつもりだったけれど、私は彼の元に駆け寄ってその体を起こす。


「前は3割りの力で殴ってやったけど、2度目だから5割り!!な!?クソ痛ぇだろ?」

「大寿!アンタ加減しな!!ここには椅子が沢山並んでるのよ!打ち所が悪かったら死んじゃうじゃない!!」

「あぁ!?うるせぇ!A、テメェも柴家の問題に口出すってんなら容赦しねぇぞ!?」

ギラリと大寿が私を睨み付ける。


この目で見たことがあるから分かる。


大寿は女にも一切手加減しない。


大寿の怒りに呼応するように呪霊が私を睨み付けた。

ゾクッと背筋が凍る感覚が走る。


「その時は俺が相手してやるよ」

「さっ!悟!?」

いつの間にか私の隣に立っていた悟。

サングラスの奥に好戦的な目をたたえて大寿を見据えていた。


「誰だ!?テメェは!?」

「五条悟」

「ちょっ!悟!?何言ってんの!?」

私は悟のズボンの裾を引っ張る。


「祓うチャンスだ。丁度いいじゃねぇか」

そう言ってニッと笑う。


「いや、そりゃそうだけど…」


冷静になってみれば無下限を持っている悟なら、大寿からのダメージを受けることなく戦えるだろう。


「油断は禁物よ?」

「あぁ」

「ごちゃごちゃ何話してやがる!?」

ザッとこちらに歩いてきた大寿。

何かする気だと感じて未来予測を使う。


タケミっちの首を掴もうとする大寿の姿が見えた。
そして、悟にそれを止められている。


「悟!」


ガッとのびてきていた大寿の腕を悟が掴んだ。

ギロッと大寿の目が悟を捉えると反対の手で悟に殴りかかる。

悟は無下限でそれを回避すると、さも当たる直前で避けた様に見せかけた。


「反応速度は大したもんだ」

「そりゃどーも」と悟が答えると、大寿の視線がタケミっちを捉えた。


それを受けてタケミっちが立ち上がったのを見て、私も立ち上がる。

意外な訪問者→←柴大寿



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , 呪術廻戦 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月見 | 作成日時:2022年11月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。