◆4話 ページ6
彼女と会ってから数日、あの後、先輩と日程を調整し今日会うことになった。
待ち合わせは10時に品川駅。
品川駅なのはお互い家から近いからというシンプルな理由。
いつもより早くに起きた私はまだ完全に起きていない頭で服選びを始めた。
「……まだ
私には2つ上の兄がいる、そしてかなり仲が良かったため、未だにお兄からのお下がりが整理したてのクローゼットの中に入っていた。
「…流石に先輩と会うのにお兄のお下がりは着てけないかな…。」
……とか言いながら、別にスカートが履けるわけでもないんだけど。
・
結局、無地のTシャツにチェックのシャツ、下に7部丈のパンツというなんともシンプルな服をチョイスした。
…まぁ私らしいからいいか。
無理に着飾るよりも、そのままの方が先輩も驚かないだろーし。
時刻は9時。
相当服選びに時間がかかっていたようだ。
パパっと朝食を済ませ、
かるーく、ホントにナチュラルなメイクをし、鞄にスマホと財布とあれこれをツッコミ9時半を指している腕時計をはめて家を出る。
もちろん、鍵かけは忘れない。
駅に向かう足はワクワクが高まるにつれて速くなっていた。
9時40分、
少し早く来すぎたかな、とスマホをチェックする。
辺りを見てもまだ先輩は来ていないようだった。
その約5分後、
「ごめん、お待たせ。」
振り返らなくても分かる。
懐かしい先輩の声がした。
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飛鳥(プロフ) - 天夜梨夢@高浮上さん» ありがとうございます!とても嬉しいです!期待に応えられるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2017年11月18日 19時) (レス) id: af015dff7f (このIDを非表示/違反報告)
天夜梨夢@高浮上(プロフ) - 凄く惹かれる作品ですね!大好きになってしまいました。更新頑張ってください!応援してます!楽しみに待ってます! (2017年11月13日 2時) (レス) id: a489068a93 (このIDを非表示/違反報告)
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