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愛するならば ページ8
「ただいまー。ごめんな、１人にしちゃって」
俺の天使が待っていると言うのに1人にしてしまった。
急用だったから許してほしい。
「次はこんな事がないようにするからな」
誰かに取られるといけないと思って付けていた手錠を外す。
ま、君の細い腕なら抜けてしまうから意味はないかもだけど。
「あー、そろそろ掃除しなきゃだな...」
少しホコリの積もった彼女の椅子。
俺の天使の周りにホコリなんて似合わない。
「明日は天気がいいみたいだから明日にするね」
「今日も世界一綺麗だよ」
彼女の額にキスをする。
嗚呼、今日も一段と美しい。
さすが俺の天使だ。
すでに白骨化した死体だけどな。
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