桜飴 No.16 ページ17
。
ASide
岩「ここが佐久間の家です」
点滴が終わって病院を後にしてさっくんの家に着いた。
ひーくんはそう言うとさっくんのカバンから鍵を出して開けると…
ｶﾞﾁｬ
あ…、いいにおい。これ金木犀だ。
さっくんと同じ匂いがする。
このルームフレグランスだったんだ、おしゃれ。
ん…？あと、この写真…？
あ！あの時の桜をバックに撮ったさっくんと私だ…///
えっ嬉しい///
じゃなくて！！
今はそんなこと思っている場合じゃない。
岩「佐久間着いた、寝室の場所変わってない？」
佐「ん…」
阿「じゃあこっちだ」
ｶﾞﾁｬ ｶﾁｯ
扉を開けて電気をつけたら
まぁ…お店かと思うほどのさっくんの
アニメのお嫁さんたちがあふれてた。
「すごーい…」
岩「こんな所でよく寝れるな…笑。佐久間、着替えるな？」
佐「おう…」
「…さっくんが着替えている間に私、水分補給とか
必要な物準備してくるね？ポカリとかは
ラウくんたちが用意してくれていたし！」
阿「すみません、ありがとうございます」
えっと…キッチンキッチン…。ここか！えっと…。
ーーー。
岩「着替え終わりましたよ？」
「ひーくんと阿部ちゃんありがとうね？
疲れているのに病院まで連れて行ってくれて助かった」
岩「いえいえ、ではオレたちはこれで」
「気をつけて帰ってね？」
岩「はい、失礼します！」
阿「佐久間のこと、よろしくお願いします」
ﾊﾞﾀﾝ
佐「…」
さっくんさっきより落ち着いてる…。点滴の薬が効いてきたんだね。
とりあえず額に冷えピタ、頭の後ろに氷枕と…。
佐「…Aちゃ、」
私の手を探して弱々しく握るのを握り返す。
「ん？ここにいるよ？」
佐「…会いたかった、でも…心配かけて、ごめんね」
涙目で私の手を握りながら伝えるさっくん。
いつもより更におめめがキュルキュル。
不謹慎だけど可愛いって思っちゃった。
「私もだよ？すごく会いたかった。治るまでここにいるからね？」
佐「うん…」
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なぁ(プロフ) - ｔｕｍｕｇｉさん» ありがとうございます！近々頑張って書いてみようと思います！ (2021年2月27日 19時) (
レス) id: 8a1b5f4a36 (このIDを非表示/違反報告)
ｔｕｍｕｇｉ - 素敵な作品をありがとうございます！裏…見たいです (2021年2月26日 17時) (レス) id: 5a600f3a1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぁ | 作成日時：2021年2月21日 20時
