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「どう？」
するりと手に馴染むそれは前回から大幅に改良され、サイズもぴったり。まるで素手の様にフィットする。触り心地や求めていた操作性も十分以上であった。
「…ちょうどいい。」
「ほんと？よかった。ちょっと使ってまた感想教えてもらってもいいかな」
拳を作ったり開いてみたり、まじまじと観察する俺に胸をなでおろしたA。
「おう。……さんきゅ。」
素直に礼を述べると、驚いた様に丸くした瞳はすぐに痩せた。
こちらこそ。と柔和な笑みは花が開くようだ。横髪が風になびいて、開いている窓をちらりと覗く瞳はまた俺を見た。
「使いづらかったり、おかしい所があったらすぐ教えてね」
「おう。」
心底嬉しそうに破顔する彼女に、軽く息が漏れる。
改良する所も多いと思うけど余り怒らないでほしい、と冗談めかして頬をかいた。
「おー…暴発したら怒る」
「うｯ、強く否定できない」
んぐ、と顔を歪める為眉根を寄せる。小さな額にでこぴんを落とすと、その指を握りけたけたと笑った。
表情が豊かで騒がしいが、不思議と不快にはならない。長年見てきているからなのか、はたまた。
「おいコラ」
「冗談です〜」
暴発するんか、と離れた手でまた眉間を押すと、細心の注意ははらっているよ。と冗談めかし微笑む。
やはりその笑顔は自然と心を緩ませてくるし、不快どころかくるくると変わっていく様を永遠とみていたいとさえ思うのだから不思議だ。
彼女が作り上げるものは長い付き合いのおかげがここにも生きてくるのか、使い心地も申し分なかった。
希望もきちんと反映されているし何ならプラスアルファの機能まで備わっている。
だからこそ機械というのは使っていく内に壊れてしまうのが常なのだが、自分自身結構応えた様だ。
罪悪感に苛まれるまま、演習場を離れた俺は白い天井を見上げていた。
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Umi(プロフ) - なゆさん» わ〜！！楽しんで頂けてよかったです！こちらこそご覧下さりコメントまで頂戴しありがとうございます…！！ (2021年12月2日 21時) (
レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - 終始ときめきっぱなしでした...！！好きです！ありがとうございました！ (2021年11月30日 4時) (レス) @page33 id: 8a48c9aede (このIDを非表示/違反報告)
Umi(プロフ) - 羽凪_9さん» 長いお話をご覧頂き、また私の妄想にもありがとうございます…！！同士様…！！🥺大変嬉しいです！よろしければぜひ、よろしくお願い致します🥰 (2021年11月27日 20時) (レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
羽凪_9(プロフ) - 最後まで読ませていただきました！主様、分かります…バクゴーはどちらかと言うとかっこいーって感じだけど見れば見るほど…カワイクネ?思ってくるんですよね…ホントもうスンゴイ、分かります！… 、お気に入り作者様に追加させて頂いてもよろしいでしょうか?! (2021年11月27日 17時) (レス) @page37 id: cebfff4930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2021年11月25日 15時
