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爆豪勝己が放課後、喫茶店にいるというだけでA組の皆は衝撃だと思う。
目の前に座る彼は、顰めていた眉も元通りでただ静かにブラックコーヒーを飲んでいる。対する私は、期間限定のフルーツパフェにようやく写真を数枚撮り終えた後だった。
「…いただきますっ！」
「…おー。」
ぱちん、と手を合わせ、細長いスプーンでそっと生クリームと白桃をすくう。柔らかく冷たい甘みが口内を満たして、思わず頬をおさえた。
「お、い、し〜ｯｯ！！！」
ぱたぱた、テーブルの下で足踏みしてしまうくらいである。
放課後のお誘いというのは、この喫茶店だった。
中学生の時に数回勝己くんと訪れたここは、チェーン店でもなく知る人ぞ知る、といった感じの喫茶店だ。
ジャズが静かに流れ、オレンジ色の柔らかい照明だけの薄暗い店内。季節に合わせてスイーツの展開が変わり、私はこっそり楽しみにしていた。
限定品が出る度に通っている事を告げたのは確か中学３年生の冬だったと思う、苺の季節だったし。
それを事細かに覚えており、プラスこの喫茶店の限定情報を入手し、私に声をかけてくれるこの男。
根は紳士なのに、周りに向ける横暴さのせいで台無しである。
これが私だけなら浮かれてしまうくらい嬉しいのだけれど、それを確かめる勇気も手段も無かった為大人しく二口目を口にした。
ちらりと見上げると、深紅の瞳と絡む。
「勝己くんも食べる？たまには糖分取りなよ」
バニラアイスと生クリームを一口すくうと、ぱちん。と瞬きした勝己くん。
色素の薄い、長い睫毛が揺れて、少し顔が近づく。
んあ、と伸ばしたスプーンを隠す薄い唇。こんなにも素直に食べてくれるとは思わなくて、今度は私が目を見開いた。
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Umi(プロフ) - なゆさん» わ〜！！楽しんで頂けてよかったです！こちらこそご覧下さりコメントまで頂戴しありがとうございます…！！ (2021年12月2日 21時) (
レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - 終始ときめきっぱなしでした...！！好きです！ありがとうございました！ (2021年11月30日 4時) (レス) @page33 id: 8a48c9aede (このIDを非表示/違反報告)
Umi(プロフ) - 羽凪_9さん» 長いお話をご覧頂き、また私の妄想にもありがとうございます…！！同士様…！！🥺大変嬉しいです！よろしければぜひ、よろしくお願い致します🥰 (2021年11月27日 20時) (レス) id: 266bb1a809 (このIDを非表示/違反報告)
羽凪_9(プロフ) - 最後まで読ませていただきました！主様、分かります…バクゴーはどちらかと言うとかっこいーって感じだけど見れば見るほど…カワイクネ?思ってくるんですよね…ホントもうスンゴイ、分かります！… 、お気に入り作者様に追加させて頂いてもよろしいでしょうか?! (2021年11月27日 17時) (レス) @page37 id: cebfff4930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2021年11月25日 15時
