百四十七通目 side川村壱馬 ページ48
陣「え、もしかしてそれってこの前雑誌に撮られた…」
壱「あ、違います、その人じゃないです」
慎「モデルさん？女優さん？」
壱「…一般人」
浦「ファン！？」
壱「ファン…でもないな」
俺の発言に困惑が広がっているようだった。
そりゃいきなりこんなこと言われたら、誰だって困惑するよな。
壱「…臣さんの妹さん」
『ええぇぇっ！？』
二回目の大声が会議室に響く。
そっか、そのことも言ってへんかった。
臣さんがAさんのこと隠してるから、知らないのも当たり前やけど。
自分で打ち明けておきながらその存在を知られたのが惜しいと思ってしまった。
壱「前にプレステくれた人」
岩「あの人！？え、それからずっと知り合いやったん！？」
壱「ソフトのお礼に手紙出したら…そのまま手紙交わすことになって、仲良くなった」
慎「手紙…壱馬さんが？」
慎の言葉に頷く。
みんな知らなかったことだから、当然だけど、衝撃が拭えないようだった。
壱「…スキャンダル撮られたとき、縁切った」
陣「！」
壱「もうメンバーにもファンにも迷惑かけたくなくて、女性との繋がりを切ろうとして、あの人と関わらないようにした」
今でもあのことを思い出すだけで…胸が痛くなる。
スキャンダル撮られたとき、冷汗かきまくって、多分今までで一番焦った。
もう、あんなことにならないようにしようって心に決めた。
…はずだった。
壱「でも、好きで好きで忘れられへんかった。…それで…告白した」
瑠「えええっ！！告白したの！？」
壱「はい」
北「返事は！？OKだった！？」
もやはそっちのほうが気になってるらしくて、みんな俺のことをじっと見ていた。
壱「…泣いて喜んでくれた」
陸「うわぁ…なんか、感慨深いな…」
壱「…あの人は、俺がTHE RAMPAGEの川村壱馬だって知らなくて…俺を好きになってくれた人だから」
俺も…あなたのことを何も知らないのに、好きになった。
壱「俺も…あの人を幸せにしたい。…仕事に集中してたら報告するの忘れてました。すいません」
頭を深々と下げた。
今までさんざん女性関係気を付けてきて、好きな人ができた、なんて都合がいいのは分かってる。
その意味を込めた、謝罪。
スキャンダルで迷惑かけたのに、懲りずに女性と関係があるなんて、本当に馬鹿だって思われるかもしれないけど。
…本当に好きなんだ。
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彼岸花(プロフ) - riku推しさん» コメントありがとうございます！もう一気に書いちゃいました笑 ご心配ありがとうございます！私が楽しいと思う範囲で頑張ってるので大丈夫です！続編もよろしくお願いします！ (2023年3月17日 19時) (
レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます！ようやくここまで来れました！続編もぜひ楽しみにしていてください！ (2023年3月17日 19時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
riku推し(プロフ) - 3話もありがとうございます！毎日の楽しみです！付き合う前も、あとも、2人の雰囲気はもちろん、周りの空気を想像してたら幸せな気持ちになります〜！次が楽しみなのは間違いなく本音ですが、無理ない頻度にしてくださいね！次の更新が待ち遠しいです♡ (2023年3月17日 18時) (レス) @page50 id: 6429ca0a87 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - やっとで、やっとでハピエンになりかけてる....！架空の物語だとわかってても2人の恋を応援しちゃいます！続きを楽しみにしています！頑張ってください！ (2023年3月17日 18時) (レス) @page50 id: b7702e35c5 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - くま太郎さん» コメントありがとうございます！大好きだって言ってくださるなんて…！嬉しいです！とっても励みになります！これからも頑張ります！ (2023年3月15日 23時) (レス) id: f47c3cd118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花
| 作成日時：2023年2月20日 18時
