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そのあとはいつも通り
順番にスーツとそれに合うヘアセットをしてフロアに送り出した
今日は衣装部屋にいてね、とみんなから念には念を押されたので奥のソファに座ってじっとする事にした
その辺に置いてある雑誌を読んだり
スマホをあさったりしていれば
休憩に入ったみんなが交代で遊びに来てくれて割と時間が経つのは早かった
あ｢トイレくらい行っても平気だよね…｣
そーっとドアを開けて廊下に出れば
お店の賑わいとはまた違った声が休憩室から聞こえてくる
聞き覚えのない話し声が聞こえたかと思えば思わずつられて笑いたくなってしまうような笑い声も
何だか楽しそうだけど、なんて思いながらトイレに向かった
知らない人に鉢合わせとかしたらどうしようかとちょっとビビってみたけれど幸い誰にも会うことなく衣装部屋に戻ってこれた
完全に安心してドアを開けるとそこには見たことの無いピンクの髪の人が1人いた
｢えっ！何で女？！｣
なんか本能的に出会ってはいけない人会ったような気がして開けたままのドアを閉めることにした
が、ドアノブを引こうとした腕は彼の力によって引っ張られた
私が部屋に入ったタイミングでバタンッとドアが閉まる音が虚しく響く
｢え、誰の女？｣
あ｢えっと…誰のでも無いですけど…｣
｢まじ？フリーてこと？｣
例のあいつら、の1人であろうピンクの彼は見た目と言葉からチャラさが溢れてる
あ｢みんなのスタイリストやってるんです｣
そんな受け答えをしながらもじわりじわり近づいてくるものだから私も距離を保とうと後ろに下がる
でもすぐにドアまで到達して彼が近づいてくるだけになってしまった
｢ずるいな〜こんな可愛い人にヘアセットとかされたらたまんないんだけど｣
溢れるチャラさとは相反して
目尻にシワを作って笑う顔は可愛らしい
なんて悠長なこと考えてる場合じゃなくて
気づけばもう目の前にピンクの彼はいた
あ｢あ、えっと…その、、｣
｢俺、樹。名前は？｣
あ｢A、です…｣
樹｢Aね、よろしく｣
距離の詰め方が異常なのはみんなで少しは慣れたはずだったけどこの人は…異常すぎる
だってほら、
すでに手は腰に回っていて
私はもう身動きが取れなくなっている
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ゆか - 話作るのがうまいですね。きゅんとしました。 (2020年3月15日 15時) (
レス) id: 973944fe26 (このIDを非表示/違反報告)
ハロ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます！スノストどちらも好きなので嬉しいです！昨晩一気に読みました！続きを楽しみにしてますー！ (2020年2月19日 9時) (レス) id: 04eaede967 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - このメンバーだと、ホストストーリー読みたくなりますよね。アイドルとか芸能人じゃないストーリーが好きです。 (2020年1月18日 21時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
パリス(プロフ) - 続きがものすごく楽しみです！更新、大変かと思いますが頑張ってください！ (2020年1月15日 21時) (レス) id: 26b299a11e (このIDを非表示/違反報告)
目黒 あやね★ - とてもいいお話ですね！更新頑張ってください♪ (2019年11月13日 16時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぱむ | 作成日時：2019年11月7日 23時
