社会 Yuta Side ページ47
引越し先や仕事にようやく慣れてきた頃。ヘトヘトで重たい体を引きずって会社に出た。。
前まではAをバイト先まで迎えに行って俺の家まで歩いてなんて日々が当たり前で1人で帰路についていることに寂しさを感じていた。
裕「会いたいな。」
ボソッと呟いた。そして電車に乗ることもあまり好きじゃなかった。人ゴミが得意じゃない俺にとっては拷問のようなものだった。
最寄り駅について俺はホームの階段を降りて改札を出た。
裕「A？」
すごく似ている子がいてまさか。と思いながらも声をかけた。こっちを見た君はAそのものだった。
Aは駅前にも関わらず抱きついてくる。
周りの視線が恥ずかしかったが素直に嬉しくて俺も抱きしめ返した。
数ヶ月ぶりに見たAは前よりも大人っぽくなっていて尚更可愛くなって見えた。
驚かせたかったのなんて照れくさそうに笑うA。
手を繋いで俺の家まで向かう。引越し前を思い出して胸がぎゅっとなった。
家に着いてから俺達は特に何かをする訳でもなくゴロゴロして、テレビを見て。
いつもは一生に入るのは頑なに嫌がるのに今日は一緒にお風呂に入ってくれて、照れてる顔も可愛くて堪らなかった。
俺達は髪を乾かす余裕もなくベッドに入った。
たった数ヶ月ぶりだと言うのに触れられたことに嬉しさが溢れた。
俺はAに沢山キスをした。それに君も一生懸命答えてくれる。
久しぶりだから恥ずかしいなあなんて言いながら君を生まれたままの姿にした。
照れくさそうに隠そうとする腕を掴んでキスをする。
君の顔は高揚していていつもの何倍も色っぽかった。
行為中Aは精一杯俺に好きと伝えてくれる。余裕が持てなかった俺はその答えをキスで返す。
その日はいつもより沢山シて、疲れて眠ってしまった。
朝目覚めると君は深い眠りについていた。少し微笑んでいる寝顔を見ると
どんな夢を見ているのか少し気になってしまう。
Aを起こさないように俺はそっと頭を撫でた。そしてもう一度抱きしめて2度目の眠りについた
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作者名：とまと | 作成日時：2019年8月6日 8時
