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・＿LAW＿
この様子だと、Aは俺に気付いてないか…。
若しくは忘れているか。
…まァ無理もないが。
「どういう経緯があってそんな恰好をしているかは知らねェが…」
＿＿＿＿お前が生きててくれて良かった。…A
内心でそう告げながら被っていた帽子に触れた。
『あッ…！！』
そのまま帽子を取れば
隠されていた金糸のような髪が
肩に向かって落ちていく。
慌てて取り返した帽子を被り直し
髪を中へ入れ込むと
Aは俺をムッとした顔で見上げた。
＿『ローくんのバカ！』
＿『少しくらい遊んでくれたっていいじゃん！』
あの頃のAとピッタリ重なった。
…あァ、この顔。
やっぱりコイツはAだ。
そう思うと自然と笑みが溢れ出す。
そんな俺に腹を立てたのか
Aは更に眉間に皺を寄せていた。
「お前、名前は？」
『教えたくありません！』
「フッ…」
『………ッ！！』
人ってこんなに変わらないものなのか？
表情一つにしても、返す言葉にしても。
悔しくてキッと睨むようなその青い目も
何も変わっていなくて安心した。
もっと話しをしたい所だったが
Aは怒ってそのまま店を出てしまった。
少し、揶揄い過ぎたか…。
そう思いAの出て行った扉を見遣る。
互いにいつまでこの島に
停泊してるかも分からねェし…
何より俺の事を思い出して欲しい
という思いがより強くなっていた。
数冊の本を手にレジへ向かうと
「お兄さん、さっきのお姉ちゃんと知り合いかい？」
と尋ねてきた。
ほらな。こんな老いぼれた爺さんでも
分かるんだ。
俺が分からないわけが無ェだろ、A。
買った本を手に店の外に出て
Aが向かったであろう港の方へ視線を向けた。
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ベビーカステラ(プロフ) - あんちょろさん» あんちょろ様！コメントありがとうございます！たった今、パスワード解除しました！これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2023年4月3日 0時) (
レス) id: 6cc3977ac9 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪次のお話はパスワードついてましたがまだ編集中の未公開ということですか？ (2023年4月2日 0時) (レス) @page50 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ベビーカステラ(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして、コメントありがとうございます！勿論、オチはローさんにする予定です！これからも読んでもらえると嬉しいですっ！ (2023年3月24日 9時) (レス) id: 58c35d3d2b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2023年3月23日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベビーカステラ | 作成日時：2023年3月16日 13時
