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『何か飲む？水しかないけど』
「いや、俺はいい。」
部屋に置いてるのは水だけで
ローくんが何か飲むなら
調理場へ取りに行こうと思ったけど
要らないという事だったので
一人分の水を持ち
私はベッドの縁に腰かけた。
一口喉に流して、ローくんを見遣る。
難しそうな顔で
ローくんは私を見ていた。
『ん？』と思わず小首を傾げる。
『どうしたの？』
「…いや。あれから、少し調べ物をしてたんだが」
『？』
「お前この本、知ってるか」
そう言って手渡されたのは
ローくんが持ってきた本。
だいぶ昔に発行された物なのか
結構年季が入っている。
古い歴史書のようなものだった。
『歴史書…？ないと思う。結構古い本だね』
「昔どこかの島で手に入れた。今は恐らく、どこにも売ってねェ」
『…へェ。貴重な本なんだ』
『それで、この本がどうしたの？』
尋ねながらローくんに本を返すと
パラパラと捲った後
あるページを開いた状態で
「このページ、読んでみろ」と
本はまた私の手元に戻ってきた。
言われるがまま、そのページを黙読する。
古いせいか所々、文字が滲んで
読みにくい部分もあったけど
大まかに言うと、そのページには
昔この世界に存在した
ある種族の事が書き綴られていた。
読み終えて、ローくんを見遣る。
「なにか、ピンと来ねェか」
『…ピン、と？…んー…。特には…。』
「あの島で起きた、お前の異変を聞いた時、何かで目にした気がしてずっと調べていた」
『……そうだったんだ』
最近、部屋に篭もりっきりだったのは
それでだったのか、と納得した。
「まさかとは思ったが、これを読んで俺の中で一つ仮説が立った」
『…』
ローくんは椅子から腰を上げ
私の隣に腰掛けると
手に持つ本を抜き取った。
「お前は、この種族の末裔なんじゃねェか、って」
『…！？』
To be continued…
.
突然すいません！
作者のベビーカステラです！
お話がいっぱいになったので
移行作業に移らせてもらいます！！
お気に入り登録や
評価、コメントなど
ありがとうございます！
励みになってますm(._.)m
お話はまだまだ続きますので
今後ともよろしくお願いします(*^^*)
4/5 続編出来ました！
よろしくお願いします〜！
.
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ベビーカステラ(プロフ) - あんちょろさん» あんちょろ様！コメントありがとうございます！たった今、パスワード解除しました！これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2023年4月3日 0時) (
レス) id: 6cc3977ac9 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪次のお話はパスワードついてましたがまだ編集中の未公開ということですか？ (2023年4月2日 0時) (レス) @page50 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ベビーカステラ(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして、コメントありがとうございます！勿論、オチはローさんにする予定です！これからも読んでもらえると嬉しいですっ！ (2023年3月24日 9時) (レス) id: 58c35d3d2b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2023年3月23日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベビーカステラ | 作成日時：2023年3月16日 13時
