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その後も歓迎会は続いたが
酔い潰れる人も出てきたので
そろそろお開きにしよう、と
起きてるメンツで片付けを始める。
「あ〜！Aはいいから！部屋でゆっくり休んで！」
『…え、でも』
「明日から嫌という程手伝いしてもらうからよ」
「今日は主役だし、な？」
私の為に開いてくれた歓迎会。
片付けくらい手伝おうと思い
空いた食器を手にしたら
イッカクに呆気なく奪い取られてしまい
お言葉に甘えて部屋に戻る事にした。
そう言えば、荷解きもしてなかったな。
『部屋に戻ったらしようかな…』
ボソリと呟いた時、ふと足を止めた。
『わァ……』
案内ツアーで通り、思わず足を止めた
海中を見ることの出来るスペースだ。
ガラス張りの向こうには
一度見た明るい青とは違う
濃く深い青が広がっていた。
月明かりか星の瞬きか
時折キラキラと光が差し込み
その一部だけとても幻想的な空間で
同じ海の中でも
こんなにも変わるのか…と
思わず見入ってしまうほどだった。
そう言えば昼と夜では景色が違うって
ペンギンとシャチが言ってたっけ…。
そんなことを思い起こしながら
ガラスの外を眺めていると
カツカツ、と誰かの足音が耳に入る。
『……ッ！あ！ローくん』
「何してんだこんな所で」
『へへ。ちょっと寄り道』
足音の正体はローくんだった。
「疲れただろ。早く休め」
『うん。でも、もう少し見てたい』
「……はァ。いつでも見れるだろ」
呆れたように溜め息を吐きながら
そう言うローくんだったけど
私の隣に並び、同じように
ガラスの向こうを見つめ始めた。
海の中を船が進む音を聞きながら
そのまま静かに時間が過ぎていく。
どこか心地良さを感じさせる沈黙を
破ったのは、意外にもローくんだった。
「悪かったな」
『…へ？』
何に対しての謝罪か分からず
隣を見上げる。
ローくんは真っ直ぐ前を見たまま続けた。
「アイツらが浮かれて過ぎて迷惑かけた」
『いやいや、迷惑なんて思ってないよ』
寧ろ、すごく楽しかった。
そう言うと、ローくんがこちらを見て
「なら良い」と片方の口角を持ち上げる。
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ベビーカステラ(プロフ) - あんちょろさん» あんちょろ様！コメントありがとうございます！たった今、パスワード解除しました！これからも読んでもらえると嬉しいです！ (2023年4月3日 0時) (
レス) id: 6cc3977ac9 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪次のお話はパスワードついてましたがまだ編集中の未公開ということですか？ (2023年4月2日 0時) (レス) @page50 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ベビーカステラ(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして、コメントありがとうございます！勿論、オチはローさんにする予定です！これからも読んでもらえると嬉しいですっ！ (2023年3月24日 9時) (レス) id: 58c35d3d2b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援してます。 (2023年3月23日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベビーカステラ | 作成日時：2023年3月16日 13時
