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PM9:10 ページ7
PM9:10
俺は彼女をどのくらい見ていただろう
この時間がこのまま続いてもいいと
思いながら俺はその景色にとらわれていた
けれど永遠に続く時間なんて無い
ふと彼女がこちらを見て目があった
俺は目が離せなかった
けど彼女はそんなこと気にせず急にこう言った
「あなたも、私も、からっぽ」
「ちがうっ！」
気づいた時には俺は叫んでいた
「なにも違わない、あなたにも私にも
何もない。からっぽな存在」
「ちがうっ、ちがうちがうちがう」
違わない、わかってる、
俺がからっぽなことぐらい
でも、何も知らない彼女に
全てを見透かされてるようで
俺は否定し続けた
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作者名：ルーク | 作成日時：2018年7月13日 0時
