□ 記録5 ページ6
「では、こちらの席でお願い致します！注文が決まりましたら、この僕にお申し付け下さいね！」
何かと自分をアピールしながらウェイターの仕事を全うするアルマ。
「3000ディネロになります。カード…えっと、これ、期限切れてます……そんなこと言われましても………はい、申し訳ございませんでした」
レジ打ちをしながら、客のクレームを軽くあしらうピウス。
「あー？またオムライスかよぉ！」
文句を言いながらひたすら料理を作るサエウム。
今日のレストランは大盛況だった。
従業員の全員がせわしなく動いている。
「あは、きりきり舞のてんてこ舞だねぇ！」
料理を軽やかに運びながら、笑顔ですれちがったウェイターに話し掛ける。
ウェイターは忙しそうに、アルマの方を一瞥して通り過ぎた。
「あは、僕の余りの美しさに照れてしまったのかな？」
「どこからそんな自信が出てくるんですかね……自惚れるのは後にしてもらえませんか？仕事中ですよ？」
すれ違いざまにピウスがアルマに対し毒舌混じりの指摘をする。
「おや、そんな口聞いちゃいけないんじゃないの？君も仕事中なんだろ？」
その指摘に対し指摘で返すアルマ。
その指摘に一瞬言葉に詰まるピウス。
「う、煩いですね。貴方に比べればマシですよ」
「あは、今日は忙しいから休憩なんて出来ないでしょ？」
「俺は日々の態度についても指摘していたつもりなんですがね……」
アルマはいつでもこの調子らしかった。
ピウスは、溜め息を吐きながらレジを打つ。
手練なのか、そのレジ打ちのスピードは凄まじいものだった。
正確さと素早さを兼ね備えたレジ打ちに、思わず財布を開けることを忘れる客もいた。
「とりあえず、サエウムさんのとこに行ってきて下さいよ」
遂に手に負えなくなったのか、アルマの相手役をサエウムに擦り付けた。
そうとも知らず、アルマは笑顔で頷き、サエウムのいる厨房へ軽やかに歩いて行った。
ピウスの重い溜め息が、レストランの騒音に掻き消された。
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あき(プロフ) - ぬーん(´`)さん» 返信遅くなってしまい誠に申し訳ありません！とっても嬉しいです、ありがとうございます！もうそろそろ更新できそうなので頑張りますね！ピウスさん私も好きですよー。 (2020年9月26日 21時) (
レス) id: f9bd0e9f58 (このIDを非表示/違反報告)
こきあ(プロフ) - ぬーん(´`)さん» 沢山のお褒めの言葉、とても嬉しいです、ありがとうございます！これからも面白い作品作りに精進して参りますので、応援の程宜しくお願い致します！あ、私もピウス君好きです！ (2020年9月20日 23時) (レス) id: 2afde1be33 (このIDを非表示/違反報告)
ぬーん(´`)(プロフ) - 夜分遅くにコメント失礼します…！ え、え、凄く面白いです…！ 個性的なキャラや、言い回し、圧倒的な文章構成力…！！ しっかり作り込まれた一次創作本当に好きです…。文章だけでピウスくん好きになりました(*´`*) (2020年9月20日 23時) (レス) id: 554c742bde (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - サワーさん» さわんぬぁぁぁ！そう言ってくれて嬉しいです！ありがとうございます！これからも頑張るのでよろしくお願い致します！ (2020年9月16日 17時) (レス) id: f9bd0e9f58 (このIDを非表示/違反報告)
こきあ(プロフ) - サワーさん» 二人で一生懸命練り上げたキャラクター達なので、そう言って頂くと本当に嬉しいです！これからも、サワーさんのことを飽きさせない作品作りに努めますので、応援宜しくお願い致します！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 2afde1be33 (このIDを非表示/違反報告)
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