おかえり、 ページ9
6月末。
帰宅して早々に入浴を終えたばかりのタイミングでインターホンが鳴った。
「はい。」
インターホンにこたえるためにモニターを見るとそこには会いたかった人がいた。
「っ」
すぐさまロック解除の操作をして、カギを片手に部屋を飛び出す。
階段を使ってエントランスまで急ぐと、エレベーターを待ってる彼がいた。
「ひーくん！！！」
ずっとずっと会いたかったけど我慢してた。
今会えばもしかしたら彼のマイナスになるかもしれないって怖くって会いに行けなかった。
活動自粛という名目の謹慎処分だったから彼の体面を守るためにもそれは仕方なかったのだ。
そんな人が、今、私に会いに来た。
そんなの、居ても立っても居られないよ。
私の声に驚いて振り返る彼に、私は思い切り抱き着いた。
「ひーくん！ひーくんっ！ひーっくん」
何も言われてもないのに涙があふれる。
岩「A…」
そんな私の頭をなでながら抱きしめ返してくれるひーくん。
岩「ただいま」
その一言を言われた瞬間に理解する。
「っ！！おかえり！！！」
ずっとずっと待ってた。
望んでいた形に戻れるんだって思うとさらに涙があふれていく。
「遅いよ、ひーくん！」
文句を言いながら、その胸をぽこんと叩くとくすっと笑った声が聞こえた。
「笑いごとじゃないよ！Snow Manは10人じゃないと意味ないんだよ！ひーくんがいないと最高で最強なSnow Manじゃなくなっちゃうんだから！！」
真剣なのに笑われた私はキッと彼をにらむ。
岩「ほんと迷惑かけてごめんな。」
苦笑交じりにそういう彼の目は優しい。
「滝沢歌舞伎も、ひーくんがいないとしまらないよ。」
岩「お前が出演できるのに俺がいねぇとか話になんねーよな」
「ほんとだよ！ようやく出れるのに！夢がいっこかなった場所にひーくんもいてくれないと！」
岩「おう。俺がお前を支えてやる。」
「聞いたよ？聞いたからね？？もうほんと…次はないからね？」
念を押すようにそういうと、ひーくんはまたくすっと笑った。
岩「とりあえず…さ。」
「ん？」
岩「部屋いかね？さすがに抱き合ってんの見られたら俺の謹慎延びそう」
「！！ごめん！！」
ぱっと離れると、エレベーターは1階に止まったまま消灯されてしまってる。
慌ててボタンを押してエレベーターの扉を開く。
顔が少しだけ熱い気がする。
ぱたぱたと顔を仰ぎながら私が先にエレベーターへ乗り込むと嬉しそうなひーくんがそのあとに続いた。
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マスコット - 面白くて大好きです！楽しみにしてます (2023年3月28日 2時) (
レス) id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
Orin(プロフ) - てぃのさん» コメントありがとうございます。今初めて気づきました…どうやら何かのミスで移行の際に飛んでしまったのかもしれません。すぐ直せませんが、休みの日に直します。ご指摘ありがとうございます（ ; ; ） (2021年2月25日 23時) (レス) id: 032af351b4 (このIDを非表示/違反報告)
てぃの(プロフ) - Snow Dream 2ndから見出しの所に宮舘くんのセリフが無くなったのは何故ですか？ (2021年2月25日 19時) (レス) id: f821042a7f (このIDを非表示/違反報告)
Orin(プロフ) - 絵美さん» コメントありがとうございます＾＾続き頑張って書きますね！リクエストも大丈夫です！ (2021年2月14日 23時) (レス) id: a37ab3d60f (このIDを非表示/違反報告)
絵美 - 初めて読みました。とても面白いので、続きお願いします。あのリクエストとか大丈夫でしょうか？ (2021年2月14日 17時) (レス) id: 1f64e576ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Orin | 作成日時：2021年1月12日 22時
